第2回
過去を持たない少女と
未来の見えない冒険者
≪プレイをする前に≫
前回の出来事で得た経験値でレベルアップをした人たち。
ネリィ:ソーサラー技能が3から4レベルに上昇
ヴォーグ:バード技能が1から2レベルに上昇して<ララバイ>を修得
リュー:レンジャー技能が4から5レベルに上昇
グロック:ファイター技能が1から3レベルまで上昇
詳細はこちら
≪西への旅立ち≫
GM:「それじゃあ始めましょう。」
ネリィ:「ダークエルフとの戦いで負った傷の為ボロボロです。」
GM:「だって続きだからね……。」
ネリィ:「うん。ボロボロだけど追わなきゃ……。」
ヴォーグ:「とりあえず……。」
ネリィ:「仕事ですからねぇ(泣)」
GM:「さて、どうしますか?」
ネリィ:「手がかりを捜しにタッドの家を捜索しよう。」
ヴォーグ:「そうだな、とりあえずそうしよう。」
ネリィ:「よし、便利なアイテム一号!」
一同:「……誰?」
ファレン:「……え、誰?」
ネリィ:「もちろん……(リューを指す)。」
リュー:「やっぱりボクなんですね(泣)。」
ヴォーグ:「屋内の事はシーフに聞くのが基本だ。」
リュー:「みんなは来ないんですか?」
ヴォーグ:「下手に荒らしてしまうとマズいから。」
ここで、世話になった宿屋の主人が平和を脅かしていた妖魔達を退治した事を知る。 そして、そのことを喜び、村全体でお礼がしたいと言ってくる。 一行はその申し出を断り、タッドの家を捜索して行方を探ることにした。
ファレン:「あ、その前に使い魔の梟を西に向かわせる。」
GM:「先行追跡用ってことか……、いいよ。」
ヴォーグ:「そのうち『圏外です』という声が……。」
一同爆笑。
ネリィ:「それじゃあ、タッドの家を捜索します。」
ヴォーグ:「怪しい物を探してくれ。」
GM:「シーフ技能レベル+知力ボーナス+出目でチェックしてみて。」
リュー:「…14です。」
GM:「それなら棚の上に地図を発見します。」
ファレン:「広げてみよう。」
GM:「全員で冒険者レベル+知力ボーナス+出目でチェックしてみて。」
ネリィ:「13。」
ボン:「10。」
グロック:「14。」
リュー:「15。」
ファレン:「14。」
ヴォーグ:「1ゾロ(苦笑)。」
GM:「13以上で分かるけど、少女が消息を絶った場所周辺の地図ですね。」
ネリィ:「ひょっとして美少女巡りの旅とか?」
ちなみに日本では美女多い地区として秋田県の六郷という所が有名です。 人の好みは千差万別なので、責任は持ちませんが。
GM:「この地図を使って計画を練ってたんだと思います。」
ネリィ:「他にヒントになるような物はないのね?」
GM:「うん。」
ファレン:「地下室とかないの?」
GM:「それはチェックしてみて下さい。」
リュー:「えーと、17です。」
GM:「自信を持って無いと言えます。」
ヴォーグ:「じゃあ、西に向かおうか。」
ネリィ:「その前に宿屋の主人に報酬をねだってみよう。」
GM:「『じゃから今日泊まっていけば、明日にでも村全体で……。』」
ネリィ:「私たちは犯人を追わなければいけないんです。」
GM:「『それは残念じゃ。』」
ネリィ:「食料なんかもらえるとありがたいんだけど。」
GM:「(買えよな。)『厚かましい人じゃのう。なんて厚かましいんじゃ。』」
ネリィ:「……駄目?」
GM:「『……そうじゃのぅ、ちょっと待ってくだされ。』」
一同爆笑。
ヴォーグ:「わーい。ご飯だぁ。」
GM:「保存食三日分をもらったよ。」
ファレン:「あとワインも。」
お礼の申し出を断っていながら、コイツらは……。
GM:「あと何か箱を持ってくるよ。」
ネリィ:「何?」
GM:「『これは餞別じゃ。』と言ってます。」
ネリィ:「中身は何でしょう。」
GM:「『これは二年前に死んだ息子が冒険者の頃に……。』」
ヴォーグ:「ハイハイ、分かった分かった。」
一同爆笑。
ネリィ:「開けてみよう。」
GM:「武器と鎧です。」
武器と鎧のデータは以下の通り。
形状:ミスリル銀を鍛えたブロードソード必要筋力:16
打撃力:21
魔力:攻撃力修正+1、追加ダメージ+1
形状:鉄製のチェイン・メイル
必要筋力:16
防御力:21
魔力:回避力修正+1、ダメージ減少+1
武器はヴォーグが、鎧はグロックがそれぞれ装備することになった。
ヴォーグ:「さて、ではそろそろ西に向かおう。」
GM:「『もういってしまうのか。淋しいのう……。』」
ヴォーグ:「いやぁ、もらうモンもらったし……。」
一同爆笑。
こうして一行は西方面で一番近いエマという村に向かい旅立った。辿り着いたエマで、タッドについて情報収集をすることに。 だが、キャラバン等出入りが多いため、思うように情報は集まらない。そこで似顔絵を描いて、それを頼りに聞き込みを再開することにした……。
ヴォーグ:「とりあえず全員で書いてみて、一番似ているのを採用しよう。」
GM:「では、冒険者レベル+器用度ボーナス+出目で判定だぁ!」
ボン:「12。」
ヴォーグ:「12。」
グロック:「12。」
ファレン:「15。」
ネリィ:「12。」
リュー:「20。」
GM:「ダントツでリューの描いた似顔絵が似ているぞ!!」
一同:「うぉー!!」
GM:「文句無しにこの似顔絵に決定だろうな(笑)。」
そし再び情報収集をするが、似顔絵効果(笑)は絶大だった。似顔絵の男が月に一回、オラン方面からエレミア方面へ往復していたこと、 つい一日ほど前に西に向かって馬を走らせて行ったことを突き止める。このことを知った一行は休まずに追うことに……。
ヴォーグ:「追いつくためには休んでられん!!」
GM:「寝ないの?」
ヴォーグ:「一応寝るけど屋根の下で寝れない。つまりは野宿だ。」
GM:「テントとか持ってる?」
ファレン:「俺はマントを毛布の代わりにして寝るから平気。」
ネリィ:「雨が振ったらビショビショだね。」
ヴォーグ:「俺はマントと毛布がある。これで雨避けはOKだ。」
ネリィ:「……やはり帝王に濡れネズミは似合わない。」
グロック:「誰が帝王だ!?」
GM:「テントを張って、自分だけ中に入って見張りよろしくモードだね?」
一同爆笑。
GM:「さすが帝王。考えることが違うぜ!!」
リュー:「テントから離れましょうよ!」
ネリィ:「話が屈折してたね。人としてゴメン。」
GM:「いや、俺の方こそ人としてゴメン。」
一同爆笑。
ネリィ:「では気を取り直して、西へいざ行かん!!」