≪×××、凶弾に散る!?≫

GM:エレベーターを降りるとしばらく一本道が続いている。んで、突き当りの壁には光るパネルがあるようだ。

クラウス:よし、みんなで聞き耳しようぜ。

ジェセル:思い出したかのように(笑)。

いやホント(笑)

一同:(コロコロ)

ラット:ああ、惜しい!(出目3)

ジーク:ダメだ(1ゾロが)出ない!

クラウス:キミらなんか違うから(笑)。目的を見失ってるぞ。冒険が成功すればちゃんと経験値もらえるんだから。

ジェセル:でもさ、俺らは遠くのまとまったお金より、目の前の小銭が好きなんだよ。

一同爆笑

ジェセル:まあ、そんな俺は技能足して11。

GM:かすかにぎぎぎぎぎと、金属がきしむような音が聞こえる。

ラット:「なにかいそうですね」

ジェセル:「ルーンフォークとかじゃないか?」

クラウス:「いや、我々ルーンフォークの寿命は約50年だ。いにしえから刻を経て稼動し続けているルーンフォークがいるとは思えない」

ラット:じゃあ開けてみますか?

GM:(あれ? 補助魔法とかなし?)

ジェセル:わかった。

(※LEVEL-X、Nの部屋へ)

GM:(あっさり開けちゃったよ)ではだな、扉が開くと……中には巨大な砲塔と4本脚をもった戦闘用魔動機械がいる。

クラウス:でたああああああ! しゃべってくるんでしょ? 「ケイコク、ケイコク」って(笑)。

GM:全身はかなり錆びついているようで、動くたびに軋んでいるね。で、キミらの方を見て…… 「入室者確認、登録でーたニ照合ナシ。侵入者ト判断シ排除シマス」、これだ。

ジーク:びーびーびーって、WARNINGが(笑)。

ラット:よくわからないけど、なんかうなったあとびーびーなり始めるんですね。

クラウス:警告を聞き分けられるのって俺だけか。みんながどうしたんだ、どうしたんだ、って言ってるときに俺が「これはいかんな……」とボソっと。

一同爆笑

GM:後手後手じゃねーか(笑)。

ジーク:「とりあえずなんだこのうるさいのは!」(笑)

ジェセル:「……握手を求めているようには見えないが?」って(笑)。

GM:では、《魔物知識判定》からいこう。

ラット:(コロコロ)うーん、ごめんなさい。足しても9しかいかない。

GM:それが最高値? ではわからない。ちなみにこちらなんだが、部位が2つあるようだ。

デルタ:投げられねぇ!

GM:それで4本脚の胴体部分には機銃。上に載ってる砲塔はかなりでかい。

クラウス:要するに、HPを2つ持っているってこと?

GM:そうでぇっす♪ ついでに言うと、胴体を先に壊さないと、砲塔には攻撃できない。

クラウス:射撃も?

GM:あ、射撃なら届く。まあ、錆びついているので完全体より脆いし、動きも鈍いだろう。では先制値を出しましょう。

一同:(コロコロ)

ジェセル:やったぁ! 1ゾロきた!

クラウス:いや、スカウトのキミが1ゾロはだめだろ。

一同爆笑

ジェセル:ゴメンよ。

GM:こっち12なんだが(笑)。仕方ないなぁ、ランディがスカウトあるから、一応振ってみるか。 基準値3で、まだ《運命変転》あるから、5以下か9以上で成功(コロコロ)7! ひっくり返せもしない(笑)。

クラウス:やばいぞこれ。

GM:ではこちらが先攻か。配置してください。

初戦と同様、前列にラット、デルタ、ジークが立ち、後列にジェセルとクラウスが回ります。

GM:まず1ターン目。こちらは【対人兵器】を使用する。ええと……ありゃ、本人中心に6mRしかないのか。 じゃあ前衛3人しか入りそうにないなぁ。ではどごぉーんと細かい金属片を飛ばします(笑)。前衛の3人は生命力抵抗してください。目標値は13、結構高いよ。

ラット:(コロコロ)うわだめだ! 《運命変転》でダイスひっくり返して成功にしときます。

ジーク:(コロコロ)7! ひっくり返せない……足しても12。

デルタ:(コロコロ)うーん、目標13じゃあ失敗。でも待てよ、種族特徴で炎属性ならダメージ無効だ。

GM:残念ながら……ただの物理ダメージなんだ。

一同爆笑

GM:ダメージは15点。

デルタ:残り6点。

ジェセル:やばい!

GM:もうひとつの部位も、同じターンに攻撃していいのか……?

デルタ:もっかいきたら死ぬよ、たぶん。

GM:(ルールを確認)あった、「複数の部位を持っている魔物は、1回の手番にそれぞれの部位が攻撃できます」だってさ。

クラウス:ですよねー。

GM:(やばいなこれ)じゃあランダムで決めるよ。(コロコロ)2。ってドコから数えるか決めてなかった。

デルタ:やべえ、もし前衛から数えるパターンだったら、俺に当たってた(笑)。

GM:よし、席順で時計回りでいくことにして、振り直すよ。

席の順番だと、1:ジーク、2:ジェセル、3:デルタ、4:ラット、5:クラウスということに。

GM:じゃあ恨みっこナシだぜ。(コロコロ)出目6! いない!(笑) もっかい(コロコロ)3!

一同爆笑

クラウス:あるぇー?

ジーク:ピンポイントだ(笑)。

デルタ:結局きたか! これは骨すら残らないかもしれん……。

ラット:いや、そもそも当たらなければどうということもないですし。

GM:うむ。攻撃は12だ。錆びついてるからマイナスされてるんだわこれが。

デルタ:俺、回避4しかないんだよ。(コロコロ)うん、失敗した。

GM:うーん、これはさようならかもしれないなぁ。2D6+8点なんだよね……(コロコロ)お、低い、13点ダメージだ。さらに鎧で削れるよ。

ラット:この人鎧ありませんがなにか。

ジーク:そうだった……。

デルタ:うむ、HP−7! よかったね、コンベに備えるテストプレイとしてはいいサンプルじゃないか。

一同爆笑

GM:では《生死判定》のやり方。生命抵抗力、つまり冒険者レベル+生命力ボーナスに、2D6を足して判定する。 目標値は現在HPのマイナスぶん。だから今回は目標値7だね。

デルタ:それなら3以下出さなきゃ大丈夫。(コロコロ)うん、生き残った。

GM:では、現状はHP−7だ。アウェイクンポーションを使えば、気絶から回復できる。

デルタ:俺、街で買ってあるよ。

クラウス:そこが持ってても意味ねぇ(笑)。

ラット:この遺跡で見つけたやつなら私が持ってます。

GM:まあ、とりあえず、こっちの手番は終了だ。そちらどうぞ。

1ターン目にしていきなりデルタが気絶! 戦力ダウンを余儀なくされたパーティーが採った作戦は……

クラウス:ここで守勢に回ると、次なる死者がでるな。ここは攻勢に出たほうがいいと思う。

ラット:アウェイクンポーションつかいますか?

デルタ:いや、手番がもったいない。と、PC5的なオーラで語りかける(笑)。

GM:よし、では一度乱戦状態にしちゃえば、砲塔も乱戦エリアの敵を優先的に排除することにします。

クラウス:よし行けジーク! 行けラット!

ジーク:なんかまた行けって言われた(笑)。

クラウス:援護魔法はなにかある?

ジェセル:んー、【ファナティシズム】を使えば、命中に+2できるけど、そのぶん回避が2下がる。

クラウス:おくれ。どうせ回避できないから

ジェセル: OKわかった。(コロコロ)成功。

ジーク:私も【フィールド・プロテクション】しましょう。これは乱戦エリアに入る前じゃないと。(コロコロ)成功。

ラット:じゃあ私は普通に移動してから攻撃。(コロコロ)出目6だから、11といって殴ってみる。

GM:ううむ、錆びてなければかわせたんだが。命中している。

ラット:(コロコロ)よし、クリティカル! あ、でも合計15点。

GM:でも耐久力も落ちてるからね、これでかなり胴体はぶっ壊れ気味になった。

 今回パーティの前に立ちはだかったのは「ドゥーム」。ただしひどく錆びているので、能力が著しく落ちています。 具体的には、通常攻撃の命中力とダメージを−2。《対人兵器》は使用回数を減少。さらにHPと回避力は半減(端数切捨て)させています。 モンスターレベル5とはいえ、ここまで弱体化させておけば、初期パーティでも余裕で倒せるだろうと踏んでいたのですが……まさか1人離脱者がでるとは。

クラウス:では私。まず【クリティカル・バレット】を込め、さらに【ターゲット・サイト】。いくぜ!(コロコロ)出目3!? 足して10!?

GM:10だと、ぴったりでかわしちゃうね。

一同爆笑

ジェセル:そこまでやっといて外すのか(笑)。

クラウス:ちょっと待ってくれ……落ち着け。まず基本の命中力が4。 【ターゲット・サイト】で+1の、【ファナティシズム】で+2だから、合計+7あるんだが……。

ジェセル:自分だけじゃなく、俺の援護までつぎ込んだあげくに出目3って(笑)。

デルタ:いっそ、1ゾロだったらあきらめもつくのに(笑)。

クラウス:あるある。こういうときもある(泣)。

GM:そうするとこっちか? ではまずさっきと同じく《対人兵器》を使おうとするんだが、がすっがすっと空撃ちする。 どうやらあれが最後の1発だったようだ。胴体はそれで終了。上の砲塔は乱戦エリアにいるラットを排除しようとする。命中値は12だ。

ラット:(コロコロ)うわ、こっちも出目3で合計10。もう《運命変転》もないので当たっちゃいます。

GM:では2D6+8ダメージ(コロコロ)14点の物理ダメージ。

ラット:痛ぇ!

クラウス:でもまだHPに余裕あるじゃん。

ラット:さっき抵抗に成功したし、プロテクションもありますからね。

GM:これでこちらは終了。でも次のターンから胴体も攻撃するからね。

クラウス:ここで潰す! もう1回【ターゲット・サイト】を使って……(コロコロ)当たった! ダメージは(コロコロ)う、低い。6点しかいかないなぁ。

GM:でも魔法ダメージだから素通しなんだよね。

ジェセル:え? モンスターレベルとかで引けないの?

ラット:無理ですよ。

ジェセル:ってことは、もしかして俺らが魔法喰らったときも、冒険者レベルで減らせない?

ラット:そうです。だから今回、被ダメージのインフレが激しいんですよ。

GM:やべー、ソードワールド危ねぇー(←だからルール見ろと)。

ジーク:だから今回【プロテクション】とかが重要なんですね。魔法ダメージも減らせるから。

GM:まあそういうわけで、あともう少しで壊れる。防護点は高かったんだけどね。素通しは効くわー。

ジェセル:ふむ、魔法が弱点か。

クラウス:お、ジェセル、バックル使えばいいじゃん。

実はドゥームの弱点は、雷属性の攻撃だったりします。ライトニングの魔法はまさに天敵。 それもあって、「覇者のバックル」を配置しておいたのですが……《魔物知識判定》で弱点値以上に達していない場合、弱点の効果が適用されないんですよね。

GM:すでに乱戦中だから、場合によってはラットに当たるけどね(笑)。射撃呪文を誤射しないためには、《魔法誘導》が必要だ。

クラウス:なるほど、俺の持ってる《精密射撃》の魔法版か。

ラット:とにかくここで潰したい。(コロコロ)13で命中。ダメージは(コロコロ)1ゾロ(泣)。

GM:おめでとう(笑)。ではジークかな?

ジーク:うーん、どうせ回避できそうにないし、ここは《全力攻撃》しときますかね。

ジェセル:そしたら【ファナティシズム】もまわそうか?

ジーク:そうですね。どうせよけれないだろうからお願いします。

ジェセル:おっけ。(コロコロ)うん、成功。

というわけで、ジークは命中+2、追加ダメージ+4、回避−4という状態に。

ジーク:じゃあ攻撃します。(コロコロ)命中。ダメージは(コロコロ)出目6! うーん、《運命変転》でひっくり返そうかなぁ?

ラット:6だとひっくり返しても8? 微妙だなぁ。

ジーク:でもダメージが2点変わるんですよ。

クラウス:ジークのあとに攻撃できる人いないんだよね? 相手の胴体を壊すのに、この2点が必要かどうかってわけだな。

ラット:胴が残ったら、被害が一気に増えますもんね。

ジーク:ここはひっくり返しておきます。《運命変転》もつかって、ダメージは合計17点!

GM:そんなにくるのか! それは落ちるって(笑)。では残るは砲塔だ。

 ここで胴部を撃破できるとできないとでは雲泥の差がつくところ。確実性を重視したいい判断だったのではないでしょうか。 しかし、まだまだ砲塔は残っています。

GM:じゃあ、乱戦エリアにいる2人から、ランダムに攻撃対象決定。(コロコロ)偶数だからジーク。

ジーク:うぐ。

GM:まあ、こちらの命中達成値は12だ。

ジーク:いや、今、回避力0っす(笑)。6ゾロだけか……(コロコロ)でない!

GM:ではダメージ。(コロコロ)14点。

ジーク:鎧とプロテクションで削って、9点ダメージです。

鎧で助かっているとはいえ、《対人兵器》と砲塔の攻撃を受けたとあっては、さすがのジークも虫の息。果たしてこのターンを耐えることができるのか。

クラウス:これは魔晶石の使いどころかな。このターンで潰すくらいじゃないと。【ヒーリング・バレット】で回復している暇もなさそうだ。

ジェセル:だな。

クラウス:では【クリティカル・バレット】を作って(コロコロ)よし、18といって攻撃。

GM:さすがにそれは命中。

クラウス:よし、ダメージは……(コロコロ)出目5(泣)。7点ダメージです。

GM:いや、魔法ダメージならこれでも十分。さすがに胴体より砲塔のほうが脆いからね。

ジェセル:俺はどうしようかな……HPに余裕もあるし、前に出て殴るか。

クラウス:総力戦になってきたね。

GM:ちなみに、回避は11あるから、命中で12出さないと当たらない。

ジェセル:行くぜ! (コロコロ)Yes、きた!! 1ゾロ(笑)。

GM:Yesじゃねーだろ(笑)。

クラウス:こうなったら行け、主人公!

ラット:みんなの期待を背負ってるのか。(コロコロ)あー、目標12じゃあたらない、もうひっくり返せないし。

クラウス:残る希望は……。

ジーク:《全力攻撃》で(コロコロ)出目7。ファナティシズム入ってるから13で当たった!

ジェセル:おお、きた!

ジーク:ここでやらないと……(コロコロ)あー、だめだ出目7。合計で15点です。

GM:え!? 15点もきたら落ちるよ!

一同爆笑

ジーク:やったー、よし!

GM:なんでそんなにダメージでかいんだ。

ジーク:だって私、27の欄振ってますもん。バスタードソード両手もちなんで。筋力ボーナスも高いし《全力攻撃》とあわせて、追加ダメージ9ありますよ。

GM:なるほど。

ジェセル:よし、俺はジークをプリーストとして見るのはやめよう(笑)。やつはプリーストではない。プリーストを超えた『なにか』だ。

一同爆笑

見事な一撃でドゥームを撃破したのはジーク。ファナティシズムがなかったら攻撃が外れていたりと、なかなかギリギリのバランスでした。

GM:じゃあ倒した人、ドロップ品振ろうか。

ジーク:ういっす。(コロコロ)8だから、幸運のお守り足して9。

GM:なら、鉄(30G)×1、魔動部品(300G)×1だ。

デルタ:……(おれの復活まだ?)

ごめん、すっかり忘れてた。

≪裏切りのナイトメア≫

クラウス:この部屋には何があるか調べますか。

ラット:いやその前に気絶を何とかしないと。

デルタ:(気づいてもらえた)とりあえず、自前のアウェイクンポーション持ってるからそれ飲ませてよ。

クラウス:【ヒーリング・バレット】でHPを回復させればいいんじゃない?

GM:いや、回復魔法でHPを1以上にしても、そこから1時間経過しないと目覚めないんだよ。 すぐに目覚めさせるには【アウェイクン】の魔法とかポーション使うか、レンジャーが《応急手当》をすればいいんだが……って、レンジャーいるじゃん(笑)。

ジーク:あー、ランディが持ってましたっけ。

ジェセル:ランディ、お前は必要な男だった(笑)。

GM:判定の目標値は、HPのマイナスぶんだから7か。(コロコロ)うむ、足して12だから成功。デルタはHP1で目が覚める。

ラット:おおー、ランディ、お前はできる子だ。

クラウス:さて、《HP変換》でMP作ったから【ヒーリング・バレット】で回復しよう。まず、HP変換で減ったぶんを回復するために自分に(笑)。

ラット:ライフルの銃口くわえてズガンと(笑)。

クラウスの【ヒーリング・バレット】、ジェセルの【アース・ヒール】を用いて、全員のHPをほぼ全回に。ただし、MPは枯渇気味です。

GM:まあ、この部屋は中枢ルームを守るガーディアンを配置するためのスペースだったようで、とくにこれといったものはない。 さらに奥にパネルがあるんだが、そこを開けると中枢の管理ルームにつながっている。

ラット:ではそちらに向かいましょう。

(※LEVEL-X、Oの部屋へ)

GM:中枢ルームはごてごてとした魔動装置がたくさんある感じかな。ムダに大きいモニターとか(笑)。操作できそうな端末もあるね。

クラウス:では【マナ・サーチ】!

GM:周囲の魔動装置がびかびかと(笑)。めぼしい物品とかはないようだ。

ラット:端末の操作方法とかはわかるんですか?

GM:それはセージで判定だな。

ラット:(コロコロ)足して11。

GM:11では細かい操作まではわからんのだが、どうやらマニュアルというか、オンラインヘルプらしきものなら見つけた(笑)。 ちなみに脇にあるバイザーをかぶせれば、ルーンフォークの脳にダウンロードすることもできるらしい。

クラウス:え? 俺?

ラット:じゃあなにも言わずにガポっと(笑)。カタカタカタとダウンロード。

デルタ:なんか、サイバーパンクだな(笑)。

 GMの趣味です(笑)。

GM:では、中枢ブロックの動かし方とかはわかった。警報も解除したし、隔壁も開放できるね。まあ、あとはキミらがなに知りたいか次第かな。

クラウス:我々が入ってないブロックはどれくらいあるんだろう?

GM:まあ中枢とは言ってもところどころ断線しているらしくて、全部の部屋の状況までは把握できない。 キミらが通ってきたところは見直すことはできそうだね。外部カメラを動かして外を探ったりもできる。 あとまあ、この中枢からさらにどこかに転移するためのゲートがあるようだ。ただし、そのためにはパスコードを入力しなきゃいけないらしい。

ラット:なんのゲートだろう?

クラウス:「ランディ、なにか思い当たるところはないか?」

GM:いやー、さすがにランディにはないね。

デルタ:ランディの親父さんが言ってた、「神に至る道」ってのはなんだったんだ?

ラット:え? あれハッタリじゃないの?(笑)

GM:では「神に至る道」ってのをキーワードに探してみるとだな、神紀文明時代の遺跡の入口を指すんだろうってことがわかる。 そして、魔動機文明時代の人間は、その入口を発見していたらしい。

クラウス:ほう。

GM:調査隊が戻ってきたあとのログによると、「あれは我々の手に余る。あれはあのまま、封印しておこうと思う」という結論に達したそうだ。 そして封印を解くパーツみたいなものがあるんだが、そのパーツをとある自然物に見えるダンジョンの奥深くにこれまた封印したらしい。

ジェセル:えっと、要するに、それが転送ゲートに入れるパスコードってことだよね?

クラウス:そしてそのパスコードが別の遺跡にある、と。

GM:で、その詳細なんだが、まず1つはコードを刻み込むためのパーツ。これが遺跡に封印されている。 で、そのパーツに入力するコマンドワードなんだが、ある一族に委ねたらしい。

クラウス:なるほど。一族と入れ物は別々にしてあるわけだ。

ジェセル:で、ゲートの先にあるものは危険なものなんだね。了解した。

クラウス:それを見ながらニヤニヤしてだなぁ「どうやら私の行くべき道が見えたようだな。 ランディ、お前の父親のいうことは、どうやら本当だったようだ」。

GM:そのダンジョンの情報も手に入るね。実際にその遺跡のことを知っているかどうかは冒険者レベル+知力ボーナスでいいのかな。 ただし難しいので、目標値は13だ。

一同:(コロコロ)

ラット:お、合計16だ。

GM:(また都合のいいところが出したなぁ)では、モニターに地図が一気に拡大表示されて、その場所が映ったことにしよう。 googleアースみたいな感じだと思いねぇ(笑)。このあたりでは結構有名で、とにかく巨大な一枚岩なんだ。 あまりに不思議だから、あれはなにかの遺跡なんじゃないかと言われていた代物なんだが、その見込みが正しかったというわけだね。

ラット:ふーむ(話が大きくなってきたなぁ)。

GM:でだ。なんか知らないけどさ、君、おじいちゃんから秘密の言葉教えてもらってたんだよね?

ラット:……なんか、きいたことあるみたいですねぇ(嫌な予感が)。

GM:いやさ、キミんちにタペストリーあるんだけどさ、この一枚岩の絵が織り込まれているんだよねー。なんでも先祖代来の品だとか。

一同爆笑

クラウス:な、なんだってーーーーー(笑)。

ラット:おかしいな、なんでだろ(笑)。

GM:そんな設定あるって言われたら、こうなるのもしょうがないでしょ。

クラウス:ちょっ待って、確認したい。……ソードワールドですよね?

一同爆笑

ジーク:ソードワールドのはずです(笑)。

ラット:「なんでおじいちゃんちにあるんだろ……」

クラウス:じゃあ、ラットの肩に手をやってだな、「どうした、なにか知っているのか?」と。

ラット:「いや、実は……」と話しましょう。

GM:ちなみにログとかのデータは軒並み持ち帰れますんで。

クラウス:じゃあ帰ってそれについてもっと詳しく調べることにしよう。

デルタ:でもなんで遺跡が滅びたのか見えてこないんだけど。

ジェセル:そしたら、「ブラックボックスを探ってくれ。蛮族によって滅んだ日のことを」と声をかけよう。

クラウス:「我らの文明の滅びた日のことなど調べたくない」。要は、大破局のことをいってるわけだよね?「それでも知りたいというのか?」

ジェセル:「俺は蛮族のことがしりたいんだ」

クラウス:「穢れのことなど知って、何の意味があるのだ」とかいいつつ、カタカタと検索中。「それを知る資格などあるまい」

ジェセル:そしたら「これなら資格といえるだろう?」と、帽子を外す。

クラウス:あああああ、なんだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

一同爆笑

ジェセルは頭部の角を見せることで、自分がナイトメア(=穢れた存在)であることを明かしたわけですね。

ラット:きた!(笑)

クラウス:やりやがったなこいつ(笑)。

挿絵5

GM:OK。そしたら、そうやって帽子を外したところで、メインモニターに蛮族の襲撃が起こった日の映像が映ったことにしよう。

クラウス:「なんだと!?」とかいったときに、俺がうっかり小指でエンターキーをおしちゃうんだな。「なんだと!」ポチって。

一同爆笑

GM:「まさか守り手の一族が裏切るとは!」とかいう声が入っていたりするわけだ。 で、その襲撃してきた蛮族なんだが、その族長をさらにあごでつかってるヤツがいたりする。たぶん人間なんだけどさ……なんか、ちょっと角がとんがってるなー、と。

ジェセル:いいねいいね、了解した(笑)。

GM:どうやら手引きをしたのは、ナイトメアだったようだ。「守りの剣がないと、こんなにも脆いものか……」

クラウス:振り向きもせず銃口をジェセルにむけて、「お前はなぜこのような穢れを持つものを追い求めているのだ。 なぜ大破局について調べている?」と聞く。「ことと次第によっては、俺の引き金は軽いぞ」

一同爆笑

ジェセル:そしてら「撃ちたきゃ撃てばいい。だがお前は、後ろから人を撃てるようなやつとは思えなかったがな」と背中をさらそう。

クラウス:「……では今しばらく様子を見るとしよう。俺は鷹の目だからな。 俺の左目は、いかなる穢れも見逃すことはない」といって、そのデータを落としておきますか。

≪そして予言者現る?≫

GM:そんなこんなで、街に戻る感じでよろしいのかな?

ラット:ですかね。

クラウス:ランディとはこれでお別れなの?

GM:まあそうだね。父親の仕事がどういうものかわかったし。 「俺がいつか一人前の探索者になったら、そのときは兄ちゃんたちのところに情報を持ってくぜ!」って。

クラウス:「では、お前の父親が本当のことをいっていたということを、近々あきらかにしてやろう」俺たちがその遺跡を盗掘し終わったら(笑)。

GM:「きっとだぜ!」と元気に答える。

ラット:「ランディもかんばるんだぞ」

クラウス:「どうやら、ランディの父親のために組んだパーティーだったが、もうすこし厄介になることになりそうだな」と。 どいつもこいつも脛に傷もってやがって(笑)。

ラット:おかしいなぁ、なんで脛に傷もってるんだ俺(笑)。 持った記憶ないのに……。まあしょうがないな。おじいちゃんがいったんだからしょうがない(笑)。

クラウス:きっと、おじいちゃんの予言にはこうあるんだよ。 『お前には光り輝く道が開けている。だが、その道の先には、お前1人ではたどり着くことは出来ない』じいちゃんなにもの!?

一同爆笑

ラット:なにもんだよもう(笑)。

ジーク:偉大だなぁ、じいちゃん(笑)。

クラウス:『その傍らには、人と機械のあいのこがいるだろう。その傍らには、人と穢れのあいのこがいるだろう。 その傍らには伴侶を求めて悩むものがいるわけだ』と。……これソードワールドですよね?

一同爆笑

ジーク:ときおり確認しますね(笑)。

デルタ:まあなんとなく先が続きそうな感じになったじゃないか。

GM:でもたどり着く最終回アレなんすか(笑)。

ジーク:そこは第2話にこうご期待ということで。

そんなこんなで、エンディングと第1話を終えた今回のキャンペーン。 本当に収集つくのかはなはだ疑問ですが、難しいことは気にしないのがドミニオン流ですしねー。 ま、なんとかなるでしょう。

 本当の戦いはこれからだ! ということで、次回のドミニオン黒歴史探訪キャンペーンにご期待ください。

■to be continued...?

第2回へ

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