≪遠き過去への地図≫
ラット:よく考えたら、今回もスカウトが丈夫じゃない人なのか。
トトス:いえす(親指を立てる)
GM:まあ今回は大丈夫じゃないかな(意味深)。中は暗いようです。
クラウス:【フラッシュライト】使うか。マギスフィアから白色の明るい光を放ちます。
ラット:MP使うならたいまつ使った方が良いんじゃないかな?
クラウス:そんなお上品なものはもってない!
ジーク:冒険者セットの中に入ってませんでしたっけ?
クラウス:(キャラクターシートを見ながら)冒険者セットねぇ……書いてないなぁ。
ジーク:あれー?(笑)
GM:必需品持ってないのか。
ラット:冒険者セットに6本ありますね。落としても消えないし、これでいいんじゃないですか。
GM:たいまつつけるのね。通路はしばらくは真っ直ぐ続いているんだが、やがて15m×15mの空間に出る。 床のようなものはあるんだが、壁の部分はどうも濃密な煙というか、霧のようなものが立ち込めているだけだ。
クラウス:霧のカーテンみたいなものがあるのね。
GM:うむ。まあ魔導師にはわかることにしていいか。本来マナというのは目に見えないはずなんだが、 それが濃密につまって霧状になっているような感じを受ける。
クラウス:通ると危険?
GM:触っただけでも、どうなるかどうなるかわかったもんじゃない。
ラット:それには触れないようにしましょうか。
GM:この空間の真ん中に、磨き上げられたモノリスのようなものが微発光してます。
クラウス:なにが書かれているか読んでみよう。
GM:じゃあ、近づいていくのね? そうすると、モノリスの光がだんだん強くなっていくんだが、それと同じ感じに光っていくものが。
クラウス:(ラットを指して)お前の指輪か!
ラット:なにが光っているんだろう、わかんないな、ボク(笑)。
クラウス:「なにやら君の指輪が光っているようじゃないか」
ラット:「あ、熱い!」熱いのかな?
ジーク:ラピ●タ方向をしめしているのだ(笑)。
クラウス:ここでじーちゃんが出てくるんじゃね? 『小鬼じゃ、小鬼がおる』(笑)。
トトス:モノリスには、何語が書かれているの?
GM:ソーサラーならわかるだろう。言語というよりは、ルーン文字みたいなものかな。文字自体が魔法的力を持っているような。 魔法陣に刻まれているような、わけわからん文字がびっしり書かれているようだ。どうやらなにかの魔法装置じゃないかなということはわかる。
トトス:ふーむ。
GM:さて、で、この遺跡の構造はこんな感じ(地図1)
というのをクラウスは得ていたわけだが、近づくと、モノリスにその図が浮かんでくる。
クラウス:ほうほうほう。
GM:さらに近づくにつれて、その黒いもやみたいな部分がはっきりとしてくる。というわけで、これが今回のダンジョンです。
ラット:あ、色が付いた。
というわけで、地図2を公開。
クラウス:痛えぇぇぇぇぇぇぇぇ、なにこれー!
ジーク:おー、懐かしいな!
ラット:あ、エンドルがここにある。俺でも見たことある地名がありますよ。
ジーク:これ、ファーランドの全体MAPっす。
ファーランドは好き勝手に設定していい、ということで、ついにはMAPまで用意しちゃってたんですよねー、当時のドミニオン。 なんという無駄な情熱……。
クラウス:あれ? でも今回のダンジョンの中に納まるの?
GM:第四世界は、仮想空間になっていたらしいので。
ラット:幻のようなもの?
クラウス:ミニチュアサイズなのかな。
GM:では《見識判定》してみようか。
ラット:(ころころ)14。
トトス:こっちは17。
GM:じゃあこの魔法装置の概要がわかる。マップに★印があるよね? そこに指輪をつけると、その場所に移動できそうだなぁと。
クラウス:あー! なるほど。
GM:まあ実際には床が移動するんじゃなくて、その場所の状況が魔力によって構成されるんだけどね。 近くに立ち込めている濃密なマナが変化すると重いねぇ。
クラウス:俺たちは今どこにいるんだっけ?
GM:今は覇王の祭壇にいる。で、ルート的に、星を1マスずつしか進めないようだ。間を飛ばして一気にポーンとは行けない。
ジーク:隣のところしかだめなんだ。
クラウス:じゃあ隣にいこうぜ。
ラット:どっちいきましょうね。双子の揺りかごと久遠の水鏡? あー、そうか、個人的には草原に行きたい気がするなぁ。木のあるところ。
クラウス:気まぐれの草原か。……ってなんで俺わかっちゃうんだよ、《見識判定》してないのに!
一同爆笑
ラット:まあ、夢で情景を知ってる私が、それとなく誘導する感じで。
クラウス:「ラット、知っているのか」
ラット:「こっちなんじゃないかって、指輪が語りかけてくるんですよ」
GM:そりゃあ、指輪は呼んでるだろうなぁ(笑)。
トトス:……さっきからクロドミだねぇ(しみじみ)。
クラウス:なにが待ってるんだろう……。
≪過去と現在の狭間で≫
◇久遠の水鏡 (地名)
ファーランドの南端に存在している湖の名称でこの湖をのぞき込むと遺跡が見えると言われているが、実際に探索が行われていないため真偽は定かではない。
クラウス:じゃあ、久遠の水鏡から。
GM:では久遠の水鏡。今まできみらは霧の部屋みたいなところにいたんだが、 指輪をつけたら壁がうごめき始め、なにやら形を変え始める。そして一気に光景が変わって、湖にでたようだ。
ジーク:ああ、なるほど。
GM:ただ、見た目は変わったのに、床は固いままのようだ。そして周りの光景は自体は、 どこまでも続いているようだが、15m四方の空間を越えて移動はできない。
クラウス:ふむ、シミュレーションルームみたいな感じかな。
ラット:じゃあここから出ようとしても湖の上なんですよね?
GM:ただし、床があるから水の中に落ちるわけじゃないようだ。 しかも足はおっこちないのに、手を伸ばせば湖面に触れることもできる。ちなみに今回はその湖面を覗き込むとですな、現実世界のほうの密林の入口の光景が見える。
ジーク:今まで通ってきたところの入口ですよね?
GM:うむ。でだ、この地図の覇王の祭壇からみた久遠の水鏡の方向と、 現実世界のほうの覇王の祭壇からみた密林の入口の方向は一致しているね。間にある地形とかはぜんぜんちがうんだが、地図の位置関係は一緒。 そして、どうやらフォースランドと同位置にあたる現実世界の光景が見えているようだ。
クラウス:要は、現実世界と、この第四世界でなんらかのフィードバックが働いているかもしれないとわかったわけか。 たとえば気まぐれの草原の位置を覚えておいて、現実世界のそこにいってみたら、そっちに大きい木が生えてるとか。
GM:その可能性はあるねぇ。
クラウス:なるほどね。じゃあ次いってみようか。
ラット:次はエンドルですね。
◇エンドル
ファーランド中央部に有る蜃気楼の砂漠にほど近いところにある「沈める都」
と呼ばれる広大な遺跡を利用して建設された国でその遺跡を利用した都市はそのまま王都として使われている。
建国以来の国風として「来る者は拒まず」を掲げていたため多くの盗賊が流入して盗賊ギルドの勢力は国さえも無視できないほど強大なものとなっている。
そして盗賊ギルドはテンバーの闘技場、賭博場などの大衆娯楽の胴元として国とともにこれらの施設を運営、管理を行っている。
クラウス:よく見た風景だなぁ。
ジーク:この間いったなぁ。
ラット:でも、まだ崩壊してないころの光景なんですよね。
GM:そうですねぇ。きみらが見たときよりも、小奇麗だし、魔力回路も断線してたりはしないようだ。
そこで地図を見ていたクラウスが気づく。
クラウス:……GM、自分が担当してた土地だけ消してねーか!?
GM:ん? なんのことですか?
一同爆笑
トトス:ホントだ、よく見るとうっすら下が見える。
クラウス:このマスター酷ぇ!
ラット:それがGM特権ってことですよ。
GM:ほら、先手を打っておけば、他人がやろうと思ってもできないでしょ。
一同:(笑)
ラット:酷い話だ(笑)。
閑話休題
GM:ともかくエンドルだ。しばらくすると、君らの側に冒険者らしき姿が、半透明で見えるねぇ。装備とかを見る限り、昔のものではなさそう。
トトス:ほう。
クラウス:つい最近のものか。
GM:で、その透明な姿のやつらからは、きみらは見えていないようだし、体もすり抜けていく。 そしてこんな声が聞こえてくる。「畜生、どこにかくれやがった」「すべての原因はナイトメアだったんだ」
一同:あー。
GM:「やはり根絶やしにするべきだったか」とか。
クラウス:それはいつの話なんだろう?
GM:そのあとに、傷つきながら遺跡に入っていくシルヴィアの姿が見えました。あ、ナイトメアの方ね。
クラウス:現実世界の光景か? どうしたもんか。
ラット:まあ、今の目的はそこにはないですし、ほら、現実世界でおきてるとはかぎりませんから(白々しく)。
クラウス:(やっぱり白々しく)昔におこったのかもしれないし、シルヴィアによくにた人かもしれないし。
とりあえず一行は先へ進むことに。
トトス:せっかくだから、ぐるっと回っていけば?
クラウス:あ、蜃気楼の砂漠はおすすめ。ここはよくできた設定だから。
トトス:了解(笑)。
ラット:個人的には、先に草原へ行ってからのほうがうれしいです。時間ないかもしれないし。
トトス:じゃあ次は乙女の瞳?
ジーク:ここ吸血鬼がいるんですよね。
クラウス:ん、なにが? まじで? やめて、やめて、ここは掘らないで、掘らないでいいから。(←設定した人)
一同爆笑
◇乙女の瞳 (地名)
ファーランド北東部にある白の牙と呼ばれる山脈の西にある湖でその水は透明度が高く、また深き湖と言われる。
季節によっては霧などが発生して視界を遮り、その気候の変化の激しさから、めまぐるしく変化する移り気な乙女の眼の様であるとして、それになぞらえて命名された。
◇霧の不夜城 (遺跡?)
水が深く澄んだ湖で有る「乙女の瞳」において稀に目撃される正体不明の城塞である。
この正体は一説には古代王国期の首都であるとか、忌まわしい不死者たちのつどいし城などと言われているがそれを確かめた者はいない。
GM:だそうだ。
クラウス:ひどいなこの設定。(←決めた人)
GM:どんな吸血鬼だっけ? 確かダンピールの息子に追われてたような。
クラウス:ん? いや、ファリスの女神官にうっかり恋をして……あーもう目を覆いたい!
一同:(笑)
ラット:なに言ってるんですか、ちゃんと自分の過去と向き合いましょうよ。
クラウス:やだよもーう(泣)。
GM:ではここで《捜索判定》してみよう。スカウトとレンジャーどっちも足して良いよ。
ラット:(ころころ)11。
GM:ではひしゃくと水がめが見つかる。
ラット:手に取れる? とりあえず湖にひしゃくをつっこんでみようか。
GM:水は汲めますね。
ラット:飲んでみよう。
GM:では、ラットはHPが10の欄ぶんだけ回復する。
ラット:おお、するんだ!
クラウス:一儲けの予感! お前ら全員水筒出せ!(笑)
ジーク:水がめがありますよ。
GM:まあ、効果が現れるまで10分くらいかかってるんですけどね。まあ、レンジャーのボーナスが足せない薬草です。
クラウス:じゃあ、次はプラウスだな。
≪忍び寄る闇≫
◇プラウス
ファーランドの南東部に広がるきまぐれの草原と呼ばれる大草原に存在する国、
もしくは多数の少数部族と他の地域からの難民たちで構成されている国で王都はジルフェルドで人口は約3000人ほど。
プラウスを構成する多くの遊牧民族の影響からか「自然であれ」という考えかたが根強く文明の発達が他国に較べて遅い。
また他国から「静寂の国」と呼ばれており、それは現国王の性格の様に王都には活気では無く静けさが支配していて国民は神に祈る事を日課としている。
またポーの伝説の様に伝説が多い国でも有る。 年に一度、国の未来を占う儀式が王都でしめやかにおこなわれる。
また、プラウスの都市フェルマータではきまぐれな旅人たちによる音楽会がその名の通りきまぐれに開催される。
クラウス:ここ設定したのは僕じゃないから安心。
ジーク:ここ、ロスターさん(リプレイメンバー外)と私で考えた気がする……けど覚えてない!
GM:ところで、ビジュアルイメージが良くわからんのだが(笑)。テントとかたくさんあるかんじなのかな?
ジーク:そうですね。モンゴル的な感じで。
GMが情景描写についてPLに聞くのも不思議な話です。
GM:では、びっしりとテントが立ち並んでいる。しかし人影はないようだ。
クラウス:ケンタウロスとかいたんだっけ?
ジーク:ほかにもいろいろいましたよ。サテュロスとか。
GM:そんなとき、風景にいきなりノイズが走りまして(笑)。
ジーク:ノイズ?
クラウス:現実世界の光景かな?
GM:なんか、テントから黒いもやのようなものが湧いてくる。そのもやがだんだん固まって、一本の黒い剣と化すね。
クラウス:第四の剣かな(笑)。
GM:そして黒いもやは、その剣を手にした謎のモンスターと、きみらがすでに戦ったことのあるスケルトンの形をとる。
ラット:なんか出てきた。
トトス:スケルトンかー。
GM:じゃあ全員《見識判定》。まず黒い剣。
クラウス:(ころころ)よっしゃー、きた!
ジーク:1ゾロきたー!
GM:よしじゃねーよ(笑)。
トトス:(ころころ)出目低いなぁ、12。
GM:それでも弱点までばれる(笑)。スケルトンの方も弱点わかるか振ってみて。
トトス:(ころころ)今度は15。
GM:両方弱点までわかるね。はい、スケルトンですが、弱点は回復被ダメージ+3。まあキュアとか掛けると、 ダメージを与えられるだけじゃなくて、3点もボーナスがある。黒い剣の方は「デス・ソード」というモンスターで、弱点は魔法ダメージ+2点。
クラウス:いきなり襲いかかってくるの?
GM:うむ。なので《先制判定》を。こっちはスケルトンの10。
一同:(ころころ)
ラット:……取られました。
GM:マジで!? スカウトいただろうに。
トトス:出目7だから、9しかないんだよー。敏捷ボーナス+1しかないからなぁ。しょうがないよ、本来スカウトはおまけだから。
クラウス:今日は反省会ね。おまえら全員スカウトとっとけよって(笑)。
GM:こっちが先制とは意外だ。ふむ、こちらが全員突撃すれば、全員を乱戦エリアに巻き込めるな。 よーし、全員エンゲージだ! 4面ダイスで攻撃対象を決めるぜ。
ジーク:いぇーい。
対象は1・ジーク、2・トトス、3・ラット、4・クラウス。
もちろんオープンダイスです。
GM:まずスケルトン。(ころころ)1、(ころころ)1。デスソードは(ころころ)1(笑)。
ジーク:全部わしかい! わしフルボッコ(笑)。
GM:せっかく乱戦エリアに後衛巻き込んだのに、一番堅いのを集中攻撃かよ(笑)。まあ、とりあえず回避してください。スケルトンは9。
ジーク:1回くらいかわせるといいなぁ……(ころころ)6+3でぴったり!(ころころ)もう1つもハズレ。
GM:スケルトン程度じゃ無理か。ではデスソード、目標は13だ。
ラット:それは俺でもきついなぁ。
ジーク:(ころころ)はい無理ー。
GM:では2D6+4(ころころ)12点。
クラウス:死ねる死ねる。
ジーク:4点くらった。
GM:しょんぼり。少ねぇ。
ラット:こいつに《挑発攻撃》入れたくないんですけど。
クラウス:(トトスに)俺たちの魔法ダメージでやられる前にやるしかないな。
トトス:じゃあ【リープスラッシュ】で。(ころころ)9に魔力足して17。
GM:無理だっつの(笑)。こっちの抵抗13よ。
トトス:ダメージ(ころころ)出目4。かすいなー。弱点含めて13点。
GM:ちなみにHPはノーマル状態で36。それに剣のかけら補正がついてます。
クラウス:じゃあ【ターゲットサイト】+【ソリッドバレット】で。
GM:こっちの回避は12。攻撃は13以上で命中。
クラウス:(ころころ)14! ここで10以上だせばいいんだろ?(ころころ)10! クリティカルだ!
ジーク:おおおおお、すげー!
クラウス:(ころころ)でも2回目がカスかった(笑)。弱点含めて23点。
GM:マジで!? もう剣のかけら補正しか残ってないよ。
ラット:ごりっと削れたなぁ。
クラウス:よし、俺今日最終回だ。
一同:(笑)
ラット:今回ずっと輝いてますからね。どうしようかなぁ。普通に考えたらスケルトンを潰した方がいいんだろうけど、 デスソードを倒せるかもしれないしなぁ。ダメージ通るかあやしいけど。
ジーク:こっちは当たるかどうか……。
GM:防護点は4。回避は12なんで、13以上で命中。残りHPはかけらぶんしかないんだが……かけら1つにつきいくらだ? (しばしルールブックを検索)ふむ、かけら1つにつきHP5点か。4つあるのであと20点だ。
ラット:残り20点もあるのか、うぜー(笑)。素直にスケルトンなぐっとく?
クラウス:《挑発攻撃》でデスソードの攻撃ひきつけて欲しいかも。
ラット:そうですね。《挑発攻撃》!(ころころ)当たった。ダメージは(ころころ)6点。
GM:ふむ、2点通った。さて、問題はアンデッドのデスソードに、《挑発攻撃》が効くかどうかなんだが……(笑)。 デスソードのところって、<精神無効>の追記ないんだよな。
しばらくルール確認。
ラット:《挑発攻撃》って精神属性なんですかね? 書いてないな。
クラウス:あった。アンデッドは種族として<精神無効>みたい(ルールブック1を見ながら)。
トトス:いや、そこにエラッタ出てて、アンデッドの種族特徴から<精神無効>なくなってる(笑)。
GM:まじで! OK、じゃあアンデッドですが、普通に挑発に乗ります。
一同:(笑)
クラウス:あれかな、水野先生から伝統の「美しいから効きます」ってやつかな。
ジーク:じゃあ私はスケルトンですかね。
クラウス:俺やトトスにとっては、スケルトンが抜けてきても致命的だから。
トトス:わりとね(笑)。
ジーク:じゃあスケルトンを普通に攻撃(ころころ)合計8、当たりません!(笑)
GM:ではこちら。デスソードは自動的にラットを攻撃。スケルトンはランダム。 1と3はつまらないからいやだなぁ(ころころ)1、(ころころ)2。
クラウス:よし!(こっちにこなかった)
トトス:よしじゃねぇ(笑)死ぬ死ぬ。
ラット:またウサギだ。
クラウス:今日はウサギデーなんだな。
GM:目標は9。
ジーク:(ころころ)かわした。
トトス:平目か……(ころころ)ブブー。
GM:ダメージ振るよー(ころころ)うむ、12点。
トトス:おおおおっぷす。2点しか止まらないから10点ダメージ。
ジーク:ウサギー!(笑)
クラウス:輝いてるなぁ。タランチュラに噛まれ、ピラニアに噛まれ……(笑)。
GM:デスソードはラットに13で攻撃。
ラット:(ころころ)かわしました。
GM:前衛2人殴ってもつまんねー(笑)。
トトス:ではこっち、【リープスラッシュ】をデスソードに。(ころころ)7に魔力足して15。
GM:抵抗できません。
トトス:20の欄(ころころ)10、お、回った。(ころころ)5、合計23点。
GM:落ちたよ! しおしおしおしお。
ラット:魔法がクリティカルすると強ぇ。
トトス:命かかってるから(笑)。
クラウス:よし、じゃあスケルトンに【ソリッドバレット】だけ使って(ころころ)16で命中。 またクリティカル出て!(ころころ)ナイスクリティカル!
ラット:ホントに出した。死亡フラグ立ってる(笑)。
クラウス:(ころころ)合計19点。
GM:それは1発で落ちる。魔法痛いなー。
ジーク:そろそろ当たらないかなぁ(ころころ)。
一同:おおおおおお!
ジーク:50点ゲトー(笑)。
ラット:じゃあ《挑発攻撃》(ころころ)当たって(ころころ)ダメージは5点。
GM:2点くらった。じゃあ自動的にラットに攻撃か。9です。
ラット:1ゾロ以外ならOK(ころころ)出目3。
クラウス:おしい。
ラット:いや、おしいはおかしい。回避成功でいいんですって(笑)。 反撃の《挑発攻撃》(ころころ)命中(ころころ)9、お、回った(ころころ)合計11点。
GM:あ、よくよく考えたら、スケルトンは<精神無効>だから挑発効果はない気がする。まあいいか。
ジーク:じゃあ《全力攻撃》。(ころころ)やっと当たった(ころころ)18点。
GM:はい、それで終わりました。
ドロップ品は、さびた剣、頑丈な骨と魔力を帯びた骨(クラウス「骨ごときが魔力を帯びるな(笑)」)。
その後、HPコントロールに入ります。
トトス:あの水飲めばいいんでしょ? いっぱい飲むぜ!
GM:残念ながら、同じ個人に対して1日に1回しか効果がないんだ。そりゃ何回も飲めるようなら、効果を全回にしとくって。
ジーク:じゃあキュアもかけておきますね。(ころころ)8点回復。
トトス:あと1点だからいいか。前衛が足りないよ前衛が。
そしてついに、少女が待つであろう、気まぐれの草原へ……。
≪時に取り残されし少女≫
◇きまぐれの草原
ファーランド南東部に広がる大草原地帯の総称でこの地で生活する人々の暮らしや気候の変化の激しさ、
厳しさが「きまぐれの草原」という名称の由来となっている。その土地の多くはプラウスの領土となっている。
この草原には草原の住人グラスランナーの聖地があるらしい。
GM:というわけできまぐれの草原に出た。向こうに見えるのは、このー木なんの木。
ジーク:きになるきになるきー♪
GM:ぱさぱさぱさという鳥の羽音が聞こえたり、例によって機を織る音なんかも聞こえてくる。
ラット:じゃあ、一緒にいる人がいなかったかのように、そっちへ向かって駆け出していく。
クラウス:「ラット、どこへ行くんだ!」(笑)
ラット:聞こえてない感じで行く。
GM:じゃあ、彼女は満面の笑みで「約束を果たしに来てくれたのね」と迎えます。そして、彼女の肩にぱさりとカラスが舞い降りてですね、 「ふむ、どうやら彼が『使者』のようじゃの」としゃべります。
クラウス:おれそれもどっかで見たことあるんだけど、やめてよねー!(悲鳴)
一同爆笑
クラウス:やめてよー、ひどいな(泣)やめよーよー。
GM:はい、そしてラットは唐突に思い出した。そうだ、彼女の名は「フリーシャ」だ。
トトス:あー、そんなのいたような気がした。
クラウス:どんだけ俺をいじめればきがすむんだよー。
GM:ちなみにこんな感じの少女らしい。
フリーシャ 人間 女 10代後半
出身地:ベノール領ニーゲル村 信仰:マーファ寄りの無信仰
身長:150cm 体重:43kg 髪:鹿毛 瞳:茶色
器用度:家事も繕いも非常に得意だ。 筋力:少女並み。
敏捷度:小柄な身体を生かした動き。 生命力:人間並み。
知 力:物覚えは良い方だ。 精神力:普通の女の子。
冒険者LV:なし
ニーゲル村出身の少女。行き倒れのエルフ「エティエンヌ」を追ってきた妖魔に村を滅ぼされる。
ジーク:ああー、なんか懐かしい! いたいたそんなの。(←フリーシャの中の人)
クラウス:俺、その先を聞くのが嫌。
ラット:そうだ、君の名前はフリーシャだ。どうしてこんな大切なことを思い出せなかったんだろう。
クラウス:その肩に烏が乗ってるんでしょ?
GM:乗ってますよ。烏しゃべりますよ。
クラウス:うぜー(笑)。
ジーク:いたいたそんなの。カラス強いんでしたっけ?
GM:知らない(笑)。強かったの?(クラウスに聞く)
クラウス:強いよ。本体はね。
ラット:????
さてさて、今回の黒歴史です。
前回のリプレイでは「プロジェクトF」なる闇の成果物について説明しましたが、今回登場したのはそれとはまた別のパンドラボックス。
これまた今は昔の2004年サークル活動10周年を間近に控えた当時、グループドミニオンでは2つのBBSセッションが立ち上がりました。
初回はアルシャード。しかし、セッションの途中でアカウントが削除されてしまい、未完結のままで終了してしまいました。
それにもめげずに第2弾として始まったのが、ソードワールドRPGのアザーン諸島を舞台としたセッションでした。
ちなみに各PCの設定や能力値は、他のPLには秘密。各個人がBBSに記載した描写を読み、お互いの背景をさぐりつつプレイをしておりました。
フリーシャとしゃべる鴉はその中の中心人物だったキャラクター。フリーシャとジーク、鴉とクラウスが同じPLだったりします(GMはジェセルのPLが務めていました)。
まあ、このソードワールドオンラインも、完結することのないまま、BBSがぶっ飛んで終了してしまったんですけどね……。
トトス:ああ、そっちか。
クラウス:そっちなんですよ。だから痛いの。
GM:ちなみに今回の「薔薇の首輪」の発想元は、デルタがやってたPCの子どもがかかっていたという赤疹病だ。 データあさってたら、あれ?これつかえるんじゃね?って。
ジーク:そうだそうだ。
クラウス:あったねぇ。なにこの負の遺産の詰め合わせみたいなの。福袋よりひでーよ(笑)。
GM:そして彼女は言います。「ここは閉ざされた空間。決して終わりの訪れることのない世界」……だってねぇ、あのサイト消えちゃいましたから。
クラウス:ログとかないの?
ジーク:たぶんないっす。
(※、収録後、多少編集されたログが発掘されました。)
ラット:ああー、なんか、10年史にそんなこと書いてあった気がする。
クラウス:俺たちの記憶にだけあるのか。うぜー(笑)。
GM:彼女は言う「私の時間はとまったまま」。
一同:(笑)
GM:「この永遠から解き放ってくれる人が来るのをずっと待ち続けていたの」。 そして子供のころのラットがきて『僕がつれだしてやるよ』って言ってくれたらしいよ。
クラウス:なるほどね。
ラット:おおー、そんなことがあったのか。おおー、昔の俺……。
GM:「約束、覚えてる?」
クラウス:相当重いぞこれは。きみにはドミニオンの負の遺産を背負ってもっていく勇気があるのかと(笑)。
ラット:重いなー、これは重たいなー。
ジーク:この子、村なくなっちゃいましたからね。
ラット:今の僕なんかに、きみを連れ出すことはできるんだろうか?
クラウス:そこは自信を持てよ!
ラット:実際ほら、現実と仮想の狭間みたいなところだし。「でも、僕に君を連れて行けるのかな?」。
クラウス:悩むな、悩むなよ少年。しかし「ループ」(鈴木光司)みてぇ。バーチャル世界の存在を、現実に連れ出そうって話でしょ?
GM:内側の住人は、この空間に対して通常のことしか影響を及ぼせない。ただ、外側から来た人間は、一階層上の存在なので、世界そのものに干渉できる。 「だからあなたは、ただ私の手をとって、外に連れ出してくれればいいの」
クラウス:ほら! やっぱりそんな感じだ。
ラット:「そ、それは……」
クラウス:彼女はいつから待ち続けていたんだろう?
GM:プロジェクトフォースソードが廃棄されたときに、彼女はこの世界の住人だった。 それから外に出ることができず、ずーっとこのなかで同じ時を繰り返してきた。
ラット:それは、つれ出してあげたほうがいいなぁ。
クラウス:じゃあラットに「なにも自分ひとりで悩む必要はない。きみの周りを見回してみろ。 きみにはちゃんときみを支えられるだけの仲間がいるだろう。お前がお前1人で助けきれないというのなら、我々を頼ればいい」と言おう。
ラット:では「こんな頼りない僕だけど、ついてきてくれるかい?」と手を差し出そう。
GM:では喜んできみの手をとって「そうね。ちびっこのラットがいつかきっと連れ出してくれるって、ずっと信じてた」と返す。 で、初めて横に並んでみて「もう身長は追い越されてしまったのね」と。
ジーク:おおー。いいなぁ、ラット。
GM:「まあそれはよいとして」と烏が割り込むわけだが。
クラウス:おおっとー。
GM:「どうやら表の世界がずいぶんと物騒なことになっているようじゃのう」
ラット:「あなたは何者なんですか」
GM:んー、何者なんですか?(クラウスに)
クラウス:俺に振るなよ(笑)。……『しゃべるカラスが珍しいかね?』
一同爆笑
ジーク:そのセリフどこかでー、どこかで聞いたことがあるー(笑)。
ラット:「少なくとも、我々の今住んでいる世界では、あなたのようにしゃべるカラスは一般的ではありません」
クラウス:『私の名前はカル。なあに、ただのしゃべるカラスだよ』(笑)
ジーク:前世が! 前世がデジャヴ!
クラウス:……このセッションやだぁ!(悲鳴)
一同爆笑
クラウス:で、向こうの世界がなんだって?
GM:「つい3日ほど前なのだが……」と話し始める。この、MAP中央の白いところあるじゃないですか、ここには本来なにかあったんですよ。
クラウス:あったねぇ。国名くらいしか決まってなかったけど。
GM:そこが、いきなり消失しました。
ラット:ああ、あの光の柱?
GM:そう、あの光がそうだ。実はここは、ある程度現実世界とリンクしているんだ。 まあ、時折現実世界の光景なんかが流れ込んできたりするんだが、それは途中で見てきたよね。 で、この消失の中心には、本来キーとなるものが置かれていて、表の世界と結びつけることでこの空間そのものを固着させていたらしい。
ラット:ふーむ。
GM:「確か私の知る限り、表の世界の守りの剣と結び付けられていたはずだ」ということらしい。 表の世界の守りの剣と、この世界を作り出したフォースソードをリンクさせていたわけだね。
クラウス:ということは、表の世界の守りの剣も大変なことになってるんじゃないの?って話か。
ラット:なるほどねー。
クラウス:ってことは、こちらには第四の剣はないの?
GM:あの消失のなかでは。で、そもそも第四の剣が消えたせいで、この世界も崩壊しつつあるんですよ。特に西部は全滅。
一同:(笑)
クラウス:ぜんぶきみが担当してたとこじゃん! やることがえぐいよ!
ジーク:そこは大人の事情ですね(笑)。
ラット:というかGMの事情(笑)。
≪百合を求めて≫
ラット:そういえば、そもそも今回の目的を果たさないと。
クラウス:そうだ、草だよ草!
ジーク:百合ですって。
ラット:「ガゼラについてなにか知りませんか?」
GM:「実はだな」とカラスが語ることには、カゼラはあるにはあったんだが、どうやらその場所は干上がってしまったらしい。
ジーク:ここですか?(砂漠をさして)
GM:うむ。「しかし、ガゼラを手に入れたいのであれば、方法がないわけではない。 フリーシャ、あのタペストリーを持っておいで」とカラスが言うと、彼女がそれを運んでくる。タペトリーには、この文言がかかれているようだ。
閉ざされし冷たき室に赤子は眠る。
慈しみの母は我が子を揺りかごへいざない、
幼子の目覚めを静かに待つ。
ああ麗しの娘よ、
御身は竜の心すら奪った。
火のごとく猛る心を潤すのは、
いつでも汚れなき乙女の一滴。
娘は竜のかたわらにいだかれ、
喜びのときを迎えん。
新たな命をはぐくみながら、
時はまた巡りつづける
しばし解釈について相談するPLたち。
クラウス:閉ざされた冷たき室っていうのは、この空間の子とかな。
ラット:こっちの表現あたりじゃないですか?
ジーク:この順番どおりにめぐっていけばいいんですかね?
トトス:……と見せかけて、実は縦読み!みたいな
クラウス:なんだってー!(笑)
GM:すげえ、その発想はなかった。ちくしょう、なんかないかな。
ラット:間違ってます(笑)。
GM:「まあ、その道筋をたどれば、望みのものが手に入るのではないかな」と、カラスが笑ったようにみえた。
クラウス:なんだとこのやろう。あー! このカラス笑うんだったちくしょう。
一同:(笑)
クラウス:うぜーなー、このカラス(笑)。
相談の結果、冷たき室=白の牙とあたりをつけます。
白の牙へ向かうため、プラウス、黒の髭を経由することに。◇黒鉄の髭
白の牙の尻尾の様にして位置する二つの山脈の総称で西側の山からは鉄鉱石を産出して東側の山脈からは石などを産出するため
その中心にはそれらを加工するドワーフたちの街、アスガルが存在している。
ジーク:ここ、ドワーフがいたんですよね。
GM:どうやらドワーフの街のあとみたいなものがあるね。炉はさっきまで誰かが使っていたかのように熱いが、そこに人はいない。
トトス:なにかイベントが?
GM:まあ捜索してみようか。
一同:(ころころ)
トトス:15。
GM:おめでとう。どうやら魔法の武器を見つけたよ。ただし種類は乱数。
ジーク:剣! 剣!
クラウス:いや、銃で。
GM:では誰か1D6振って。
トトス:俺、武器に興味ないからいいや。
ジーク:主人公、振るんだ。
ラット:えー(ころころ)……。
ロールの結果、見つかったのはライトクロスボウ+1。
ラット:微妙なの引いちゃった。
GM:まあ、売ればいいんじゃないかな。
ラット:売りましょう(笑)。
クラウス:そういえばフリーシャは連れてるの?
ラット:連れてるんじゃないですかね?
クラウス:じゃあラットは左手つかえないからな。
ジーク:ICO?(笑)
ラット:じゃあ手はつないどこう。
ジーク:いいなぁ、ある意味うらやましいなぁ。
GM:あいつは好きな子と一緒にいられるんだぜ。手をつないで一緒に歩けるんだぜ。
ジーク:ちきしょう、うらやましいなー。……ちょっと尊敬した(笑)
そして一行は白の牙に到着するのでありました。
≪白銀の死闘と……恋人たち?≫
◇白の牙
大陸の北東部にある湖「乙女の瞳」の東の半弦を包むように伸びる山脈で標高の高い山々が連なっていて
その山頂には常に雪で覆われている事から白の牙という名前が由来している。
GM:ここは氷原のようだが、氷の洞窟みたいなものがある。ただ、その前には蛮族が5体ばかしおりまして……。
クラウス:なに、戦闘か!
ラット:多いなぁ。
クラウス:群れ相手はソーサラーの出番?
トトス:いや、まだ範囲魔法とかないから。4レベルになってやっと【ライトニング】。
GM:まあ、まずは《見識判定》からかな。ちびっこいのが4体と、大柄でごつい剣をもってるのが1体。ちびのほうからどうぞ。
一同:(ころころ)
ラット:14。
GM:弱点までばれた。コボルトです。弱点は魔法ダメージ+2。
クラウス:よっしゃー!
GM:次はごつい剣もってるやつ。
一同:(ころころ)
トトス:15。
GM:やっぱりやっぱり弱点までわかった。ボガードソードマン、弱点は物理ダメージ+2だ。
ラット:あ、それわかったのは大きい(笑)。
クラウス:じゃあボガードは任せた。コボルトは俺たちの仕事だ。
GM:なーに、乱戦に持ち込むさ。では《先制判定》、こちらは11。
トトス:9以上(ころころ)でた、12!
GM:おおー、これは大きいな。
クラウス:じゃあ俺たちからいくか。ザコからいけばいいよね。
GM:コボルトはHPが13。弱点を考えると、魔法ダメージで11いけば一撃で倒せる。
トトス:リープスラッシュなら、ダメージの出目6以上で倒せるか……。
クラウス:1人1殺しようぜ。では【ソリッドバレット】&【ターゲットサイト】かな。
GM:コボルトの回避は8だ。
クラウス:あ、それならターゲットサイトはいらないな。【ソリッドバレット】だけで。 (ころころ)当たり(ころころ)あー出目5。7点ダメージは、弱点で9点。ごめん、1殺できなかった。
トトス:どうしよう、【ブラントウェポン】かける? 普通に殺した方がいい?
ジーク:数減らした方がいいんじゃない?
クラウス:トトスは期待値で敵を殺せるから、無傷のやつをねらうといいんじゃないかな。
トトス:じゃあ、リープスラッシュ(ころころ)17。
GM:抵抗は10しかない。
トトス:ダメージ(ころころ)あー、かすい! 10点は弱点で12点。
GM:おしい、1点残った(笑)。
ラット:うーん、ボガードを乱戦に巻き込みながら、コボルトを倒したいな。
GM:前衛二人がいけば、乱戦エリア内にまきこめるかな。
ジーク:よし、いこう!
ラット:じゃあ、トトスが傷つけたのを狙って(ころころ)13。
GM:回避は8なんで当たり。ダメージは1ゾロ以外で死ぬ。
ラット:(ころころ)うん、1ゾロじゃない。
GM:なら倒した。
ジーク:じゃあ、ボガードソードマンにいく?
クラウス:コボルト潰せば良いんじゃない? どんなザコでも当たれば2D6ダメージくらうんだし。
GM:ちなみにコボルトは2D6+1なので、わりと侮れない。
ジーク:じゃあ《全力攻撃》で、元気なコボルトを狙います(ころころ)あれ?(出目3)
ラット:ぇー(笑)。
GM:あたんなかった(笑)。じゃあこちら、乱戦エリア外のコボルトは後衛ねらって突撃。
クラウス:ばちこーい!
GM:乱戦エリアはランダムできめるか。偶数ジーク、奇数ラットで。
(ころころ)偶数、(ころころ)偶数。
ジーク:うす(笑)。
GM:堅いところなぐってもおいしくないなー(笑)。じゃあまず後衛から。
トトス:平目で(ころころ)ブブー。
クラウス:俺も(ころころ)ダメでした。
GM:じゃあ2D6+1。トトスから(ころころ)4点、しょぼ! クラウスは(ころころ)7点。最終回ならずか(笑)。
クラウス:ああー! おれのMPが減った!
ジーク:マゾMPだ(笑)。
GM:ではジーク。コボルトは9、ソーズマンは12。
ジーク:(ころころ)コボルトは無理、(ころころ)ソードマンも当たり。
GM:ではコボルト(ころころ)9点って、1点しか通んねぇ。ソードマンは(ころころ)11点は3点だけかー。
ラット:かってぇ(笑)。
クラウス:借金して買っただけのことはある(笑)。
ジーク:ふーう。
GM:ちょっと、面白くない! だがしかーし、ボガードには《連続攻撃》がある。攻撃が命中したからさらに追加攻撃だ。
ジーク:(ころころ)よけれません。
GM:くらえ!(ころころ)8点。やべえ、通んない!
一同:(笑)
ジーク:カキーン。
GM:まだまだー、ソーズマンは《双撃》がある。
ジーク:だー(ころころ)を、足して13!
GM:かわされた。やろう、なかなかやるな。
クラウス:アレが俺だったら死んでた(笑)。
GM:最大で4発ヒットするからね。
ジーク:あわせて4点くらったよー。
GM:超ションボリ。ではそちら。
クラウス:さて、ここで目の前のやつを倒せないときついぞ。たー!(ころころ)むだに6ゾロ(ころころ)7点は9点。
GM:じゃあ倒された。次トトス。
トトス:じゃあ【スリープ】。
GM:しまった、【スリープ】か!
トトス:というか、何でさっき俺攻撃魔法撃ってんだよって感じ(笑)。
GM:弱点の魔法ダメージ+2にまどわされたな。
トトス:(ころころ)うーん11。
GM:寝た寝た、コボルトなんて抵抗9しかないっての(笑)。残るは乱戦エリアだけだ。
ラット:うーん、ボガードにはあんま《挑発攻撃》したくないんだよなぁ。
GM:ちなみにこちらの攻撃は12が2回。
ラット:うーん、微妙だけど一応《挑発攻撃》(ころころ)あ、足しても9しかない。
GM:ではかわした。
ジーク:コボルトを《全力攻撃》で(ころころ)12。
GM:命中。
ジーク:(ころころ)16点。
GM:いてー。防御点1しかないから死ぬって。
ラット:魔法が弱点とか関係ないですね。
ジーク:うりゃー!(笑)
GM:じゃあこっちはボガードソードマンだ。対象は(ころころ)偶数、(ころころ)偶数。どうやらお前とはライバル関係らしい。12で攻撃。
ジーク:(ころころ)よっしゃー、よけた! (ころころ)くらった。1回こい!
GM:ダメージ(ころころ)うぐ8点、通らない。しかし、命中したから《連続攻撃》だ。
ジーク:(ころころ)よけれない。
GM:ここで俺、GMの威厳見せようぜ……(ころころ)10点。2点ダメージか、しょぼいなー。
ラット:うん、《挑発攻撃》いらなくね?(笑)普通に攻撃します。(ころころ)うわ、12であたらない!
ジーク:じゃあ《全力攻撃》(ころころ)あたらない!
クラウス:ボガードにはまだ1回も当たってないのか。
ジーク:今回ジェセルの【ファナティシズム】がないからあたらないんですよ。
トトス:じゃあ【パラライズ】をかけるか。
GM:おおっと!
トトス:(ころころ)16。
GM:ではかかった。
トトス:じゃあ回避を2下げて。
GM:なんだと! というか、それなら攻撃する前にかければよかったのに。
ジーク:かけてよ(笑)。
トトス:いやー、もうMPなくて、すでに魔晶石のMPつかうしかないんだよね。
GM:なるほど。
クラウス:じゃあ、【クリティカルバレット】と【ターゲットサイト】。(ころころ)16
GM:当たった。
クラウス:(ころころ)出目6だから、8点ダメージ。
GM:素通しは痛いな。ではこっちだ。狙いは(ころころ)奇数、(ころころ)奇数。両方ともラットだ。12で攻撃。
ラット:(ころころ)よけたー(ころころ)よけたー。おしまい。
GM:こっちもつまんねぇ。
ジーク:(笑)
クラウス:うちの前衛はガチよ。
ラット:ではこちら。(ころころ)15で当たり。えーっと(ころころ)出目10で回った(ころころ)次は3(笑)。12点。
GM:物理が弱点なので、14点か。うーん、おしい、あともうちょっとで死ぬ。
ジーク:よーし、《全力攻撃》!(ころころ)あたらない! うーん、どうしよう、《運命変転》でひっくりかえす?
トトス:もうさっさと終わらせて今日は寝ようぜ(笑)。(←MP枯渇してる人)
ジーク:じゃあひっくり返してあたり。(ころころ)14点ダメージ。
GM:うむ、こいつは剣のかけらもなにももってないので落ちます。
ドロップ品は、銀貨袋(90ガメル)、粗末な武器(10ガメル)×4、鋭い武器(200ガメル)×2
クラウス:ところでマスター、重要なことに気がついた。【クリティカルバレット】にしちゃったからMPゼロだ(笑)。これって気絶?
GM:どうだったっけな(ルルブを探す)いや、とくになにもないらしい。ただし、MPがマイナスになるような使い方はできないんだそうだ。
クラウス:気絶はしないんだ。
トトス:でも寝ないとね。俺も魔晶石がなかったらやばかった。【スリープ】1発500ガメルかかるから(笑)。
クラウス:とりあえず休むであってる?
GM:(ルールブック確認)休憩は3時間を1セットとして1日2回まで。3時間睡眠で、MPの半分+HP1割が回復。 ふーん、ダンジョンの中で3時間休憩するとか、わりとアリだねこれ。
クラウス:ソードワールドでどんだけガチな戦闘やる気なんだよ、1日2回もやすむなんて(笑)。どんだけダンジョンで寝るゲームなんですかと。
ラット:この場所にはなにがあるんですか? いきなり襲われたけど。
GM:じゃあ《捜索判定》してみようか。
ラット:(ころころ)あ、6ゾロ。ひっくりかえしてもいいでしょうか?(笑)まあ、6ゾロで。なんかわかんないけど、フリーシャが見つけてくれました。
クラウス:ああちくしょう、6ゾロの理由付けでのろけやがったな。
ジーク:ちくしょう、いいなぁ(笑)。
GM:まあ6ゾロならわかるな。氷で閉ざされた種を見つけた。
ジーク:これだ!
クラウス:閉ざされた冷たき室に赤子は眠る、だね。
ラット:じゃあ取り出します。それで休憩しよう。
トトス:ハーフチャージでいいから寝たい。
ヒーリングコントロールをした後、MP回復の必要がないラットを見張りとし、PCたちは3時間休むことに。
さらに魔香草でクラウスとトトスのMPを微回復しました。
GM:まあ、3時間いちゃついてたって話ですか。
ジーク:うぐー(うらやましい)。
クラウス:いいなあ、楽しそうだなPC1。おれなんかマゾいだけだよ。
一同:(笑)
ジーク:いろんな意味で。
ラット:すごく楽しんでるようにみえますけどね(笑)。
ジーク:私、Mなので比較的楽しいです(笑)。
一行は次なる目的地、双子の揺りかごへ向かいます。
≪百合の魔法≫
◇双子の揺りかご
ファーランドの南端に存在している隣接している二つの沼の名称でリザートマンが生息していて独自の国や文化を形成している。
クラウス:じゃあさっそく池に種入れようぜ。
GM:では氷は溶け、発芽した。けどそれ以上は育たないようだ。
トトス:ほうほう。
クラウス:次は竜か。竜の背骨かな?
トトス:じゃあ順路的に、次は砂漠に出るのかな。
GM:ほい、じゃあ砂漠。
◇蜃気楼の砂漠
大陸の中心部に広がる砂漠で古代カストゥール王国時代の魔力の暴走からもともと異なる地形であったものが
変化して発生した砂漠であると言われ次元の狭間をさまよう古代の遺跡が蜃気楼のように現れたり消えたりする事から名付けられた。
一人の人物が同じ遺跡を二回見る事は偉大な奇跡であると言われ、二つと同じ遺跡は無いと言われるほど古代の遺跡が多数発見され、
そして消滅していて一攫千金をねらう冒険者が富を求めて集まる場所である。
GM:まあ、入ると勝手にランダム生成されるダンジョンがあったらしんです(笑)。 ここの砂漠は、元は肥沃な大地だったらしい。で、ノイズが走ってそのころの光景が映ったり、またもとの砂漠に戻ったり、という光景になっている。 とくになにかあるわけではなさそうだ。
ラット:ふーん。
クラウス:じゃあ竜の背骨へ。
◇龍の背骨
ファーランド北西部から南に走る山脈の名称で銀など様々な鉱石を産出する鉱山地帯でもある。
また確認はされていないがこの地のどこかにウェアウルフたちが暮らしているという噂が有る。
GM:どうやら古い祭壇のようなものがある。なんか、そこに竜が花を愛でているような彫像があって、その花というのが、いなか百合のようだ。
クラウス:じゃあその祭壇に苗をおいてみた。
GM:特になにもおこらんなぁ。ちなみに彫像について調べるなら、スカウトかセージ。
ラット:(ころころ)なんかいい目が出た。15。
GM:売れば5000ガメルにはなるらしい。
ラット:もっていけるの?
GM:そんな大きくないからね。
トトス:持てるなら持って行こうか。
クラウス:汚れ仕事はジークにやらせようぜ。
ジーク:よいしょっと。今日はラットに華もたせてやるか(笑)。
ラット:うーん、次は乙女の涙ですかね?
クラウス:サラートを経由しようか。
◇サラート>
ティファレートの王都にして革命により滅亡した王国の名前から取られた。
サラート王国の時代の圧政や亜人に対する弾圧を恥じてその過ちを戒めると同時に非業の死を遂げた亜人たちを哀悼するために命名。
人口は約50000人ほどで多数の亜人たちが暮らしている。
GM:町並みなんだが、人影はない。「前はここにもたくさん人がいたの」とフリーシャが淡々と語り始める。 そして「でも、永遠の時間に絶望して……」と言葉を濁すね。
クラウス:なるほどねー。
ラット:「大変だったんだね」
GM:だそうです(ジークに振る)。
ジーク:え? 私? 『カル様が一緒にいてくれたから……』
クラウス:まあカルは恋人でもなんでもなく、おじいちゃんだからね。
一行はこの地を探索。
結果、宝石6個、ブレスレット2個、安っぽい王冠を1つ見つける。
さらに、魔晶石も2つあったのだが……。
GM:1D6+3点ね。
クラウス:わっしょーい(ころころ)よし4点。
トトス:(ころころ)うん、4点。
ジーク:そろって、1、1て(笑)。
GM:せっかく1D3じゃなくて1D6にしたのに。
クラウス:俺たち2人で1ゾロってことにしようぜ。25点ずつ経験点もらって。
GM:ねーよ(笑)。
一行はさらにアルメイスへ向かいます。
◇アルメイス
アルメイスは旧サラート王国における軍港として誕生し、旧サラート王国の滅亡後は独立した港湾都市として商業活動を主として行っている都市の連合体。
商人組合で有るギルドがこのアルメイスにおいて最も強大な権力を持っていてアルメイスでは他のファーランドの都市では見られない
稀少な商品が扱われておりそれを求める人間や一攫千金を求める人間でごった返している。
GM:ではアルメイスだ。ここも捜索してみようか。
トトス:(ころころ)17。
GM:では古代魔法文明時代の硬貨が見つかった。
ラット:あ、前回出た20ガメルのやつですか。
GM:それは魔動機文明だね。魔法文明時代のものだから高いんです。1枚50ガメルもします。それが2D6×20枚ある。
クラウス:おおっと、すげー。
トトス:(ころころ)9。
GM:180枚。あれ? 出しすぎたか?
クラウス:うめー、このダンジョンもう1回入りなおさね?(笑)
トトス:ガゼラとかどうでもよくね?
ジーク:いやいやいやいや。
クラウス:あとは嘆きの森か。
◇嘆きの森 (地名)
ファーランド北部に有る森林地帯でアルメイスに隣接している事もありアルメイスの手により定期的に妖魔狩りが行われるが一向に数が減る様子が無く、
これは妖魔たちの旺盛な繁殖力をしめすのと同時にアルメイス指導者たちの落胆を表しているため、
一説には嘆きの森という地名も妖魔狩りの苦労が実らない事から発していると言われる。
GM:ではまた、外の世界の映像が流れ込んできたようだ。どうやら蛮族の群れが宴をしているところらしい。
ラット:戦闘の予感?
GM:その映像の中にきみらは立たされているんだけど、やはりあちらからは見えないようだし、こちらが触ろうとしてもすり抜けてしまう。
クラウス:そこから相手が飛び出してきてバトルとか。
GM:大軍すぎて死ぬよ。もう軍隊といっていいほどの規模です。
ジーク:無理無理(笑)。
GM:そんな中、蛮族なのに見栄えのいいやつがいる。そいつが蛮族たちを煽っているようだ「さあ勝利のときは来た。 今宵は酒に酔え。我らの神に喜びをささげよ。さすれば神は、それ以上の喜びを与えてくれるだろう!」。
クラウス:その神の名は? ファラリスとか(笑)。
GM:それはない(笑)。第二の剣の名前です。「さあ酒に酔え。そして明日は血に酔おうぞ」とかなんとか。
ラット:そのリーダーっぽい蛮族はなんですか?
GM:それは《見識判定》で。
トトス:(ころころ)14。
ジーク:頼もしいなー。
クラウス:そこで何をしているジェセル!(笑)
GM:ちがうって(笑)。ドレイクという、まあ、蛮族の上位種だね。外見的には、異貌化したナイトメアに似ていなくもない。 そのほかに、コンジャラー5レベルをもっていたり……ってあれ?
ラット:ますますラスボスフラグが(笑)。
クラウス:あいつはドレイクだったのか!(笑)
そんなイベントをこなして、ようやく乙女の瞳に到着。
クラウス:じゃあ、乙女の涙の1滴を苗にかけてみよう。
GM:とくになにも起きないようだ。
クラウス:あれ? 乙女の一滴はこれだよなぁ。ロジックが違うのか。どれだ……。
トトス:『火のごとく猛る心を潤すのは』か。火のごとくが残ってるのかな。
ラット:砂漠? 砂漠にこの水をまくの?
トトス:とりあえず砂漠にいってみるか。
GM:では砂漠です。
クラウス:では砂漠に水をまいてみた。どしゃぁ。
GM:さっきは肥沃な大地の映像と砂漠がダブっていると言ったけど、水をかけたらその肥沃な大地の映像がこの空間に固着されたね。
ジーク:ほう。
トトス:次は「娘は竜のかたわらにいだかれ、喜びのときを迎えん。」だって。
ラット:ここに埋めるのかな?
クラウス:じゃあ埋めたげよう。ここが竜の傍らだよね。
ラット:さっきの彫像も置くんじゃないですか?
クラウス:ああなるほど。じゃあ一緒に埋めた。俺の5000ガメルがー!
GM:そうするとだな、埋めたところから芽が生えてきた。そして、1つ芽を出したと思ったら、大地のいたるところから芽吹いていき、 それが一気に群生したなと思ったら急速に成長して、やがて花を咲かせる。
ラット:おおー。では1輪つんでみますけど。
GM:その1輪を摘むとですな、周りにひろがっていた百合が一気に散り、花びらがきみの手の中へと収束していく。 それが収まったとき、きみの手には1つの宝玉が残されていた。
クラウス:おお? これはなんだ? カルヴァドス先生、この宝玉はなんですか?
GM:カルヴァドス? ああ、あの鴉はそんなフルネームだったのか(笑)。まあとりあえず《見識判定》かな。
トトス:(ころころ)14だ。
GM:はいはい。ここまできみらがやってきたのは、「花を咲かせる」という一連の行動だよね。 これ自体が一種の魔法儀式なわけよ。で、その魔法が完成して、宝玉となった。あとは宝玉に込められた魔法を開放すれば、 また「花を咲かせる」という成長の過程が再生されるんじゃないかな? 枯れたところであろうと、花は再生するだろう。
クラウス:プログラムが終わったから、あとはできたマクロをどっかで走らせればOKって話ね。
GM:まあそういうことです。まあ、イナカ百合を咲かせても、それを維持できるかどうかはまた別の話だけどね。
クラウス:一度魔法を解放したらそれで終わり?
GM:そうだね。またもぐって儀式をやり直すしかないかな。
クラウス:でもこの空間は崩壊してるんでしょ? じゃあチャンスは1回じゃん。 どうする、神殿にもってく? それともじーちゃんのところでつかって村おこしする?(笑)
ラット:まあ、神殿ですよね。でも説明が面倒かな?
クラウス:ジークがいるんだから大丈夫じゃない?
GM:まあ、「魔法です」「そうか、神の奇跡に違いない」で済む。
クラウス:(爆笑)さすがソードワールド。
GM:だってさあ「古代遺跡からこんなものがでました」「そうか、それは便利な道具だな!」以上、の世界でしょ。
ラット:ソードワールドですからね。
クラウス:ソードワールドって便利だなー(笑)。
だからぼくらはそんなソードワールドが大好きです。