なんだかんだ言いながら、結局左へ。そこで2体のスケルトン・ウォリアーと戦うが、難なく勝利を収めた。
ネリィ:「この部屋には何かあるの?」
GM:「スケルトン・ウォリアーの残骸しかないよ。」
ボン:「粉末……カルシウムの粉末が……。」
GM:「カルシウムといえばガルベス。粉を集めるとガルベスになるんだね。」
一同爆笑。
十数年前、巨人のピッチャーのガルベスが牛乳のCMでカルシウムを摂取する必要性を言っていた。でも、その本人は試合中にキレて、無期限出場停止処分(笑)。 やはりカルシウムの摂取は重要であると、身をもって示したのだった。
ネリィ:「先に進みましょう。」
GM:「Bの部屋に入ると宝箱があります。」
一同:「(ネリィに)シーフ出番だ!!」
ネリィ:「では手始めに……、これは宝箱ですね。」
一同:「……?」
ネリィ:「宝箱をセージで調べてみました〜♪」
ヴォーグ:「もういいや。(リューに)さっさと調べちゃって。」
リューの開けた宝箱にはサークレットとマントと首飾りと魔晶石が。そのアイテムのデータは以下の通り。
形状:ルーン文字が刻み込まれたサークレット
名前:ルーン・サークレット
魔力:古代語魔法の魔力+2
鑑定値の目標値が20以下なら魔力+2としか分からない。
目標値が21以上なら身につけている状態で古代語魔法を使うと、
使った回数分と同じ数値のペナルティが魔法を唱える以外の全ての行動に掛かることが分かる。
形状:ガッチャマンがつけてた様なマント
名前:疾風のマント
魔力:回避力修正+1
形状:首飾りになっている護符
名前:アミュレット・オブ・アンチマジック
魔力:精神力抵抗値+2、ダメージ減少+1。
魔晶石は残り20点で、グロックが持つ事になった。
ネリィがサークレット、ボンがマント、ファレンが護符を所持。
ちなみにサークレットのペナルティは誰も分からなかった。
ネリィ:「では、次は右の方に行こう。」
GM:「右側の方に行くと、扉Tと扉Uがあるよ。」
ネリィ:「(リューに向かって)扉Uを調べて。」
リュー:「は〜い。先に罠発見。……あ、11で分かりますか?」
GM:「多分、罠はある……かも知れない。」
ヴォーグ:「さて、罠があることを期待しつつ、鍵を開けたまへ。」
ネリィ:「じゃあ先輩に手本を見せてもらいましょう(笑)」
リュー:「いや、(ネリィが)失敗したらやりますよ。」
一同爆笑。
ボン:「だそうです(笑)。」
GM:「失敗したら罠は発動してるんとちゃう?」
ヴォーグ:「とりあえず、弟子を試すと言っておられる(笑)。」
ネリィ:「やってみましょう。」
ボン:「このヒト、ツール持ってないけどね。」
一同爆笑。
ネリィ:「師匠、やっぱりお願いします(笑)。」
リュー:「……(何かを食べていて喋れない)。」
ボン:「先生は食事中らしい。」
GM:「で、結局どうすんの?」
ボン:「いやぁ、プロフェッショナルがお食事中だから(笑)。」
GM:「ふぅ……、ではヴェイルが開けようか。」
ヴォーグ:「そうか、コイツもシーフだったんだ(笑)。」
GM:「鍵開けは、17だから成功。開いたよ。」
ヴォーグ:「おお、ナイス。」
GM:「あれ? 罠解除を忘れてたね。回避しなきゃ。」
一同爆笑。
GM:「えーと……、罠は回避したさ。ちなみに罠は毒針でした。」
Dの部屋に入って一行は古代語魔法の本を発見した。その名も<パーフェクト・キャンセレーション>だ!! もちろん誰もソーサラー技能レベル10になっていないため使用不能。フィリーのレベルを想像しやすくする為に出したのだが、誰も気が付かない(笑)。 一応、ファレンが持つ事になったが、もちろん使えない。
≪3時間の憂鬱≫
ネリィ:「今度は扉Tを調べよう。」
GM:「どうぞ。」
ボン:「プロフェッショナルは食事を終えた様です。」
一同爆笑。
GM:「お腹が満足したところで……。」
リュー:「罠発見は16です。」
GM:「罠はなさそう。鍵は掛かってる。」
リュー:「鍵開けは……あ、14。」
GM:「それは開かないですなぁ。」
リュー:「やっぱり(苦笑)。」
ボン&
ヴォーグ:「弟子!」
ネリィ:「しょうがないわねぇ。……あっ(かなり出目が低い)。」
ヴォーグ:「頑張れヴェイル!!」
GM:「…12だから同じく失敗(笑)。」
ファレン:「じゃあ俺が<アンロック>。……成功。」
GM:「開いたッスよ。」
ヴォーグ:「入ろう。」
GM:「同じく書庫です。」
ネリィ:「全員が入ったところで<ファイア・ボール>……。」
ボン:「俺も同じ事考えてたよ。火を点けて扉を閉めようと思ってたさ。」
ファレン:「(部屋の中を)調べよう。」
GM:「冒険者レベル+知力ボーナス+出目でチェックをよろしく。」
グロック:「12。」
ファレン:「19。」
ボン:「13。」
リュー:「12。」
ヴォーグ:「12。」
GM:「『誰でもわかる錬金術の全て〜上巻』を見つけたよ。」
グロック:「上巻?」
ネリィ:「どんな事が書いてあるの?」
GM:「基礎知識編で『そもそも魔法生物とは……。』という様な説明がある。」
ファレン:「一応持っていこう。」
GM:「で、最後のページに『中巻は魔法生物の創り方』と書いてある。」
ネリィ:「基礎概念だけ書いてあるんだ、上巻には。」
ボン:「下巻まであるのか。」
GM:「中巻は基礎解析編(笑)。」
ボン:「じゃあ、次は中央のところに行こう。GO!Go!」
グロック:「ということは最初のフォーメーションに戻るんだ。」
ボン:「そう。フォーメーションH。」
ヴォーグ:「またの名を『セントラル・リーダー』という(笑)。」
(一行は部屋Aに移動)
GM:「部屋の中央には台座に固定された水晶が一つ。その水晶からは小さな音で延々と音楽が聞こえます。」
ボン:「この水晶、持って帰ろうか?」
ネリィ:「意外と高く売れるかも……。」
GM:「台座に固定されてるってば。」
ネリィ:「よく分からないので、奥に進んでみましょう。」
GM:「見えない壁に阻まれて先に進めないです。」
ファレン:「とりあえず水晶の台座を調べよう。」
GM:「台座に小さなプレートを発見します。下位古代語で『我に静寂を』と書いてあります。」
ネリィ:「よろしく、シャーマン。」
ファレン:「え!?」
グロック:「当然だな。」
ヴォーグ:「ここは風が吹いてるのか?」
GM:「いいや。」
グロック:「ファレンの<コントロール・スピリット>は、<ウンディーネ>だっけ?」
ファレン:「うん。」
ヴォーグ:「ガーーン!!」
ファレン:「じゃあ外に出て、<シルフ>をコントロールしてこよう。」
GM:「儀式は3時間かかるよ。」
ネリィ:「ヴェイルは何をコントロールしてるの?」
GM:「ヴェイルの<フルコントロール・スピリット>は水だよ。」
ネリィ:「我に静寂を……。この場合の静寂をどう解釈しようか。」
ボン:「とりあえず静かにしてみる。」
GM:「そうすると音楽が聞こえる。」
ボン:「じゃあ寝る。」
一同爆笑。
ネリィ:「寝てどうするの!?」
ファレン:「寝てる間にコントロールしよう。」
ボン:「暇だから水晶を叩いて遊ぼう。魔法が掛かってて壊れないし。」
ネリィ:「訳分かんないよ!」
ボン:「思い切り水晶を叩いてみたかったんだ。カーーーーン!」
GM:「とても綺麗な音が……。」
ボン:「いやぁ……、いい水晶だ(笑)。」
ネリィ:「じゃあ私はヨガのポーズでも……。」
GM:「ヨガのポーズをしている間は集中力が2%アップ。」
一同爆笑。
こうしてファレンが<コントロール・スピリット>の儀式を行っている間、それぞれが適当な事をして無駄とも思える時間が過ぎていった……。
ファレン:「ただいま、成功したよ。」
ボン:「よし、早速やってくれ。」
ファレン:「じゃあ<ミュート>。……成功。」
GM:「音は聞こえないよ。」
ネリィ:「壁は?」
GM:「無くなってるね。」
ネリィ:「じゃあ先に進みましょう。」
GM:「下り階段があります。」
ヴォーグ:「そりゃあ降りるさ。」
地下1階に入ります。マップはこちら
(部屋Eに移動)
GM:「降りて先に少し進むと、何だか大きな人が……。」
ネリィ:「セージでアナライズ!」
ボン:「9。」
ネリィ:「12。」
ファレン:「12。」
グロック:「7。」
GM:「12以上の人は分かるけど、フレッシュ・ゴーレムです。」
ヴォーグ:「肉だ。てっきり鉄かと思った。よかったクリティカルするよ。」
ボン:「まさにミンチ!」
一同爆笑。
≪対決! 眼鏡怪人VS目玉魔獣≫
戦闘に突入するが、戦いは一方的なものだった。一行は無傷でフレッシュ・ゴーレムを撃破してしまう。
GM:「この部屋には特に何もないです。先は直進と右折に別れてます。」
ボン:「1が直進、2が曲がる。……じゃあ曲がる。」
ヴォーグ:「曲がります。」
GM:「Fの部屋のは何も無くて、先に進むと途中で扉Yがあります。」
ネリィ:「頑張って! 専門家。」
ヴォーグ:「頑張れ! プロフェッショナル。」
リュー:「罠発見……15です。」
GM:「罠は無いね。」
リュー:「鍵開けは16です。」
GM:「開きました。」
(部屋Gに移動。)
GM:「中には棚があります。」
グロック:「棚があったら、ひっくり返す!」
GM:「ガッシャーン!!」
ヴォーグ:「何だ! 何が起こった!?」
グロック:「俺が棚を倒した。」
GM:「で、棚の上にあった宝石の様な石が散らばってますよ。」
ボン:「落ちている物をあさってみよう。」
落ちていた物は以下の通り。
水晶石×3=炎のダメージを10点吸収。
雷晶石×2=投げると<ライトニング>(魔力3)が一回発動。
風晶石×1=10回、任意の方向に風速10mまでの風を吹かせる。
氷晶石×2=投げると<ブリザード>(魔力5)が一回発動。
闇晶石×1=<ダークネス>が10回発動できる。
地晶石×1=1回だけ10m平方の足元の地面を安定させる。
グロックの提案で、水晶石は生命力が少ないと思われる人に配る事に。対象者はネリィ、ファレン、ヴェイルに決定。
GM:「先に進むと、部屋Kに着きます。中には一つ目の化け物が……。」
ネリィ:「嫌な感じ……。」
ヴォーグ:「ギャー! バグちゃんだぁ!!」
ネリィ:「セージでチェック。」
ボン:「5。」
ネリィ:「15。」
ファレン:「15。」
GM:「15以上の人は分かった。バグベアードです。」
ヴォーグ:「嫌だぁーーーー!!」
GM:「襲ってきます。1ラウンド目……、リューからですね。」
ヴォーグ:「ここは戦略核兵器で早期決着を……。」
リュー:「じゃあ、(魔法の)ダガーを使います。」
ヴォーグ:「そういえば、そのダガーってどうやって使うの?」
GM:「掲げて『キラーン! チャッチャラー!!』とやると、…同じ事やってね。」
一同爆笑。
このダガーは、コマンドワード(合い言葉)を唱えることで<紅蓮の業火>を発動。威力は<ファイア・ストーム>と同等だが、使用回数に制限がある。
リュー:「えーー!?」
ボン:「言うんだ。さあ、チャッチャラー! ってね。」
GM:「冗談はともかく、ダガーの持つ魔力が8だから8+出目で判定して。」
リュー:「はい。……あ(絶句)。」
グロック:「限りなくスカってる。」
GM:「いくつ?」
リュー:「3だから11です(苦笑)。」
GM:「もちろん抵抗は成功。打撃力20のクリティカル無し。」
リュー:「9点です。」
GM:「え、9点!? それはダメージ無しだなぁ。」
ボン:「戦略核兵器不発(笑)。」
ファレンは<ファイア・ボルト>で3点ダメージ。
ヴォーグの攻撃は当たるがダメージ無し。
ヴェイルはバグベアードの催眠光線に対して抵抗に専念。
ボンの攻撃は外れ。
ネリィ:「目から光線を使う奴には、こっちも目から光線で対抗よ!!」
ヴォーグ:「目からビーム!?」
GM:「発動体の眼鏡からだろう?」
ネリィ:「<ライトニング>!! ……17。」
GM:「抵抗は失敗。」
ネリィ:「ダメージは11点。」
GM:「ちょっと痛かった。で、ネリィは全身に脱力感が……。次のラウンドから、魔法以外の行動に全て−1のペナルティを受けてね。」
ヴォーグ:「あのサークレットはそういうアイテムだったか……。」
ネリィ:「あとで外すわ(苦笑)。」
グロックの<フォース>は若干の傷を負わせた。バグベアードは催眠光線でヴェイルを攻撃するが抵抗。
《2ラウンド目》
リューはライト・クロスボウに持ち替え。
ファレンの<ファイア・ボルト>はダメージ無し。
ヴォーグの攻撃3点ダメージ。
ヴェイルはバグベアードの催眠光線に対して抵抗に専念。
ボンの攻撃はまた外れ。
ネリィはペナルティ覚悟で<エネルギー・ボルト>。
しかし、ダメージを与えられず、ペナルティは−2に増加。
グロックの攻撃は外れ。
バグベアードは催眠光線でヴェイルを攻撃するが抵抗。
《3ラウンド目》
リューの攻撃は外れ。
ファレンはバグベアードの冷凍光線に対して抵抗に専念。
ヴォーグの攻撃は2点のダメージを与える。
(ヴォーグ:「命中するけどダメージが弱い!!」)
ヴェイルは<ヴァルキリー・ジャベリン>を唱え、8点ダメージ。
GM:「ボ、ボンどうぞ……ボボンって何だよ(笑)」
一同爆笑。
ネリィ:「きっとボンの進化系だよ。」
ボン:「進化してボボンになってしまった(苦笑)」
GM:「さらに進化して金持ちになるとボンボンだから。」
一同爆笑。
ボン:「とりあえずミンチ……当たんないです〜(泣)。」
ネリィはヨガのポーズ(全く意味なし)。
グロックはパリィ。
GM:「バグベアードはファレンに冷凍光線だったね。」
ネリィ:「丁度いいや。かき氷が食べたかったのよね。」
一同爆笑。
ネリィ:「あー、かき氷食いてっ!」
GM:「恐ろしい人だ……。」
ファレン:「そんなの嫌だ!抵抗は21!」
GM:「それは抵抗成功だよ。」
《4ラウンド目》
リューの攻撃はダメージ無し。
ファレンはパリィ。
ヴォーグの攻撃は外れ。
ヴェイルはパリィをして、バグベアードの攻撃に備える。
ボンの攻撃はクリティカル! 13点のダメージ。
GM:「その攻撃で死んだよ。」
ネリィ:「目に突き刺さったハンマーって見たくないよね。」
GM:「この部屋には何も無いみたい。正面と右に道があるだけ。」
ネリィ:「サークレットを外して右に進みます。」
GM:「外してもペナルティは残るからね〜。進むと扉Zと扉[がある。」
ネリィ:「扉[にします。シーフさん、よろしく。」
リュー:「はい。」
ネリィ:「私はシーフレベル0以下?」
扉[を開けて部屋に入るが何も見つからなかった。同様に扉Zに戻って奥に階段を見つけるが、とりあえず無視。 さらに大きく戻って扉Xの前までやってきた。
GM:「扉Xは開いてます。中は荒らされていて、ごく最近の足跡がありますね。」
ネリィ:「セージで足跡チェック。」
GM:「ボンはチェックのときに+2してもいいよ。」
ボン:「それはゴブリンだな? 判定は15。」
GM:「大正解。」
一同爆笑。
ヴォーグ:「さすがゴブリン愛好家(笑)。」
ボン:「スペシャリストですから(笑)。」
このゴブリンの足跡はフィナーレの伏線。このときはまだ誰もあんな展開になろうとは気付いていないのであった。
GM:「部屋Jの中には、開いている宝箱がありますけど中身はありません。」
ネリィ:「じゃあ移動しよう。残りは扉Vと扉Wどっちにしよう?」
リュー:「扉Wから行ってみましょう。」
GM:「OK。」
リュー:「罠を調べます。…あ、10です。」
GM:「うーん、無いかも知れない。」
ネリィ:「では、ネオリーダーマイナス2が調べましょう。」
グロック:「役に立たんから……。」
ヴォーグ:「ヴェイルよろしく〜。」
GM:「ヴェイルは……あ、1ゾロだ。わか〜んな〜い。」
リュー:「鍵の方は?」
GM:「掛かってますよ。」
ヴォーグ:「誰が開けるんだ?」
ネリィ:「私はリーダーマイナス2。隅で灰色になってる(泣)。」
リュー:「開けてみましょう……あ(絶句)。」
ヴォーグ:「出目が3とか言ってますけど……。」
リュー:「合計12です。」
GM:「じゃあ、リューには生命力抵抗をしてもらおうかな。」
リュー:「16です。」
GM:「じゃあ、噴き出したガスで身体が麻痺します。ほとんど動けません。」
ネリィ:「あ、痺れてる(笑)。」
GM:「そして扉Wの向かいの壁が回転して何かが出てきます(笑)。」
ネリィ:「セージチェック。」
ボン:「6。」
グロック:「(1ゾロで)10点ゲット。」
ネリィ:「マイナス2でも14。」
ファレン:「16。」
GM:「ワイトが4体出現。」
ヴォーグ:「背後からか……。」
GM:「うん。麻痺してるリューは大ピンチ。」
ヴォーグ:「そうだった。」
GM:「罠が発動すると壁が回転してワイトが登場、麻痺した人を美味しく頂くという……。」
ネリィ:「なるほど〜。」